2,ごいたの基本ルール
ここからはごいたのゲーム説明です。
１，ペアと親を決める
これは前回の項で説明したので省略します。
２，駒を混ぜ、各人に駒を配る
駒の配り方には独特のルールがあるため詳しく説明します。
まずは全ての駒を裏向きにして混ぜ、裏向きの状態のままで輪っかの形に並べていきます。
これができたら、親はあごのくをします。これは自分の視界に駒が見えないように、上を向くことを言います。
あごのくをしたら、親の右隣の人が並んでいる駒から一つを選びます。親はこの選ばれた駒を取り、その後右隣、対面、左隣、親の順番で一つずつ左回り順で駒を取っていくことになります。
しかし親はこの選ばれた駒を蹴り、違う駒から取り始めることができます。
駒が選ばれた後、親はあごのくの状態のままずらすことができます。例えば「一つ先」などと言えば選ばれた駒の次の駒から取り始め、「二つ後ろ」などと言えば選ばれた駒から二つ手前の駒から取り始めることができます。
もちろん、親はこの段階では盤面が見えていないので、自由に選ぶことはできません。
その後各人の駒が配られた後にようやくゲームが始まりますが、この段階で“シ”の駒が五枚以上手持ちにある場合はまた別の処理を行いますが、まずは何もなかったものとして説明を続けます。
３，親から駒を打ち始めてゲーム開始
最初に親は手持ちの駒から要らない駒を一つ選び、裏向きにして自分の盤面に出します。
そして今度は手持ちから好きな駒を一つ選んで、今度は表向きで自分の盤面に出します。
このときに表向きで出した駒を攻め駒と言います。
手番は親から左回りの順番で回ってきます。次の手番の人は出された攻め駒に対して、二つのどちらかの行動を行います。
イ，手持ちから攻め駒と同じ駒を出す
手持ちに攻め駒と同じ駒があれば、それを自分の盤面に出すことができます。
この行為を受けると言い、またこの時受けた駒を受け駒と言います。
受けることができたら、手持ちから新たな攻め駒を出して、次の人の手番へと移ります。
ロ，そのまま手番を次の人に渡す
手持ちに攻め駒と同じ駒がない。もしくはあっても出さない場合はパスすることができます。慣れた人はなしと言いますが、これも好きなように。
パスをすると次の人へと手番が移りますが、このパスが三回続いて攻め駒を出したプレイヤーへと手番が戻ってきた場合、要らない駒を裏向きに出して、新たな攻め駒を出すことができます。
出した駒は全員に攻め駒か受け駒か、その出した順番も分かるように、駒が横並びに四枚並んだ列が前後二列にして、前の列には受け駒と裏向きの駒を、後ろの列には攻め駒を左から順に並べて置いてください。
４，上がり・点数処理
このゲームの最初の目的は、手持ちの駒を全て盤面に出すことにです。
先ほどの受けと攻めを繰り返して、誰か一人が手持ちの駒を全部を盤面に出したら上がりとなり、そのプレイヤーのペアに得点が加算されます。
得点は最後に出した八枚目の駒の種類によって決まります。
シなら10点。香か馬なら20点。銀か金なら30点。角か飛なら40点。王(玉)なら50点です。
さらに三枚目の攻め駒に対して、誰も受けることなく手番が戻ってきて、最後に残った二枚が同じ駒なら、ボーナスとして二倍の点数がもらえます。
その後、最後に上がった人を親にして２から先を繰り返します。
誰かが上がったとき、どちらかのペアの点数が150点以上になったそのペアの勝利です。
以上がごいたの基本ルールです。次はゲーム中に起きる特殊ルールや特殊な処理を説明します。
