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2,概要

ここから駒の名前が文面に出てきます。その中にある“し”の正しい表記はひらがなですが、ここでは読みやすさを重視してカタカナの“シ”にしています。

 ごいたは()()()()で遊べるゲームです。

 それはこのゲームが、()()()というテニスや卓球でいうダブルスと同じ形式で遊ぶものだからです。

 しかし同じ2対2と言えど、先ほどのダブルスとは趣が異なります。

 テニスや卓球では同じチームの二人が同じ側のコートに立ちますが、このごいたでは違います。

 麻雀のように一つの卓を四人で囲みますが、自分の対面(トイメン)――正面に座った人が自分の相方になります。

 この違いはこれから説明していく中で分かっていくようになりますが、「ごいたとはどういうゲームなのか」に強く関連していると私は思います。


 話が前後しますが、ペア決めの方法は各々で決めてください。じゃんけんでも()()でも構いません。

 ここではごいたのイベントやゲーム会などでよく行う方法を説明します。

 シを二枚とそれ以外の駒を二枚(よく用いられるのは銀と金、王と玉の組み合わせ)を、裏向きにして混ぜて、各々一枚ずつ取ります。

 その結果、シを取った人同士とそれ以外のものを取った人同士が同じペアになります。

 また、シ以外の駒を取ったペアのうち、強い方の駒(上記の場合だと金、王)を取った人が最初の親になるので覚えておいてください。


 ごいたに必要な道具は基本的に一つだけ。ごいたの駒、もしくはごいたのカード一組だけです。あとは得点を記録するための、チップや紙などがあれば便利でしょう。

 駒の種類は八種類(九種類)。()、香、馬、銀、金、角、飛、王(玉)。歩がシに代わっただけで、他は将棋とまったく同じです。

 しかし将棋の駒と違うのは、全ての駒の裏は何も彫られておらず、裏からだとどの駒なのか分からないようになっています。そのため将棋の駒をそのままごいたに使うことはできません。

 一組に入っている各駒の枚数は、シが十枚、香馬銀金がそれぞれ四枚ずつ、角飛と王(玉と合わせて)が二枚ずつ。合計三十二枚です。

 なお、香と馬には特別な呼び名があり、それぞれ(ごん)(ばっこ)と呼びます。もちろん他の人にも分かるなら、自分の呼びやすい呼び方でもかまいません。

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