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9,し攻めについて(2)

 次にし攻めを詳しく説明します。

 最初に親が駒を伏せましたが、この伏せた駒は親の手持ちにあるシの枚数によって変わります。四枚以上ならシを伏せて、三シなら馬などの適当な駒を伏せます。

 し攻めを行うときの注意点として、三回攻めるまでシを絶対に切らしてはいけないことです。手持ちが八枚なら、シは三枚。六枚なら二枚。四枚なら一枚。逆に多い時は、受けを広くするために早い段階で調整してください。

 親のし攻めのお誘いに対して、相方の返し方を見ていきましょう。

 シを受けてシで攻め返すのは、し攻めを行うサインです。このときの相方の手持ちは四シで、四枚あるうちの二枚を使ったことになります。それ以外の場合をどうでしょうか。

 まず、シで受けてそれ以外の駒で返した時。これは「し攻めをやめましょう」のサインです。手持ちを見ると、一シか二シの状態です。つまり、敵にシがたくさんあるので、し攻めが成立しないのです。

 逆にそのまま流した場合はどういうことでしょうか。その場合、三シか0シということです。三シの場合は、そのままし攻めを続けて先にこちらが三枚攻めた後に、相方がシ攻めする形になりますが、0シの場合は注意が必要です。なぜなら、もし自分が四シだっとしても、敵には六枚のシが眠っているからです。自分のシをなくさせた後、逆にし攻めをされてしまうこともあります。そのため、打ち手の中には三シでも一シや二シと同じ打ち方をする人もいます。


 今度は敵がし攻めをしてきた場合です。

 三シや四シなら即座に受けです。これは四枚駒が持ち合っている状態に似ています。

 二シの場合。この場合は敵の相方が乗っているかどうかで判断します。つまり、自分の上手が提案側なら一度パスします。なぜなら、し攻めを凌ぐには二度のシを受ける必要があるからです。もし相方の手の中にシがなかった場合。自分の二シが唯一の防護手段になります。逆に敵の相方の下手で、し攻めが実行されたときは、上の理由で受けてはいけません。パスされたとき、これは残念ながら運任せの二択になってしまいます。しかし、多くの場合は受けておく方が正解です。相方が何か仕掛けていそうな気配を感じたら、それはし攻めのカウンターなので、パスをすることをおすすめします。

 一シの場合は受けてはいけません。ただし、この場合は五シでなければ、少なくとも一枚は相方が持っている状態です。

 0シの場合は何もできません。しかし、その場合は相対的に大駒がたくさんある状態になっていると思います。つまり、ピンチをしのげれば大量得点のチャンスにつなげられます。


 以上がし攻めの説明です。し攻めは相方と協力して上がりへと向かう、一番ごいたらしい戦法です。一方で、非常に難しい戦法でもあります。

 だからこそ、し攻めに魅せられる人がいるのかもしれません。


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