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9,し攻めについて(1)

既に気づいていると思いますが、“し攻め”の“し”をカタカナにしていません。

 ここでは()()()についてまとめていきます。

 そもそもし攻めとは、自分と相方が攻めにシだけを打ちこんでいく戦法のことです。この戦法が成立するのは、シだけが二人分の攻めの枚数――六枚以上あるから。そして、シは王で切れない性質があるから。その二つが理由です。

 強そうな戦法に思えますが、実際は行うための条件や準備に手間がかかり、その割には成功率もそこまで高くないので、()()()()と見られているのが現状です。しかし、ごいたの打ち手の中には、このし攻めに魅了された人もいるほどにビッグプレイになりうる戦法です。

 ごいたを打っていれば、必ずこのし攻めをやれるチャンス――もしくはやらざるを得ないピンチが訪れるので、ここで学んでおきましょう。


 まずし攻めを行うには、条件が必要です。とにかく、手持ちにシがたくさんあること。最低でも三枚は欲しいところです。三回分の攻め全てにシが使えることが最低条件です。また、四枚駒や二枚駒に同じ物がないことも、自分から仕掛けていく場合は条件の一つに入ります。もしそういう駒があれば、し攻めよりもそういう駒で攻めた方が有効だからです。

 絶対的な条件ではないですが、香と王のどちらか――もしくはその両方があれば成功率が高くなります。


 続いて、し攻めの大まかな流れです。今回は親側がし攻めを行う場合を説明しますが、子側が行う場合でも、基本的には同じです。

 最初に親が駒を伏せてシで攻めます。この攻めは親が相方に「し攻めをしましょう」とお誘いのメッセージです。

 次の敵がパスをして、相方は親のシを受けてシで攻め返しました。相方が親に「し攻めをやりましょう」と返したのです。

 このシを全員がパスをして、相方の二打目もシ。それも全員パスして、三打目にまたシを打ってリーチをかけました。

 これに敵はシで受けます。しかし、返された攻めを親が受けて、シで攻めます。全員パスして親はシ。敵が最後のシを受けますが、相方が受けて上がり。

 これがし攻めが成立した場合の流れになります。


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