7話 出発
風邪をひいてしまい、更新が遅れました。皆さんも風にきをつけてくださいね...。
まず、俺は電話で家族の安全を確かめた。
どうやら、今は町に戻っていたらしい。電話は繋がり、俺は、旅に出ることを家族に話した。
母親には反対されたが、父親にはこう言われた。
「カーレ。お前はお前のすべき事をするんだ。お前なりにケジメをつけてこい。」
俺は、その言葉に励まされた。そして、旅に出ることを決意した。
まずは、その事をノアに話した。
「...そうか、旅に出るのか。...よし、分かった。俺もやっぱり同行しよう。」
「お前は、まだ村でやる事があるんじゃなかったか?」
「別に大した事じゃない。俺がいなくても大丈夫だ。それに、お前と行動した方が、俺も目標に近づけそうだからな...。」
「お前にも、する事があるのか?」
「...。今、盗賊の俺が言うのもなんだが、俺は、反乱軍を結成して戦争を止めたいんだ。今は、こんな小さい村で活動して資金を集めているけど、お前と行動した方がよさそうだ。いずれ、リッカルドとも戦う事にもなるだろうしな。」
「...そうか。まあ、しばらくは、お互い同じく行動した方がいいかもしれないしな。」
やっぱり、この長く続いている戦争に、疑問を持つ人もいる。
ノアには、それなりの理由がありそうだが、無駄な詮索はお互い不要と感じたため、しないようにした。
「いきなり、相手の大将を狙うのも無理だしなあ。俺に提案があるんだが、まずは仲間を増やさないか?」
仲間。
俺は、あまり仲間を多く作りたくなかった。危険にさらしてしまうし、動きづらいからだ。しかし、一人でリッカルドに辿り着くのは無理だ。そのため、俺は仲間を作る事を決断した。
「うーん。お互いにメリットがあっていい方法だと思うんだが、気に入らなかったか?」
「...別にいい。俺一人じゃ力が足りないしな。」
「よし。そうきたなら、そろそろ出発だな。まずは、エルフの村を目指すぞ。」
「エルフの村?人間と戦っているのに、入れるのか?」
「人間と戦っているのは、一部の奴らだけだ。中には、中立の立場で、人間も迎えてる村がある。そこで、仲間を集めよう。まずは、お互いの種族を知らないとだ。」
「しかし、そう簡単に見つかるのだろうか。そんな村...。」
「カーレ!何事も行動だぞ!さあ、出発出発!」
「あ、ああ...。」
少し厄介な旅になりそうだ。俺は、そう感じながらも歩き出した。
書き終わりました!冬休みも入ったので、できるだけ早く更新したいですが、気長にお待ちください!では!