2話 門番
連続で書いていきますよ。
ちなみに、書きだめ等はしてません。
俺は、毎回起きた時に前の日とは違う場所にいる。
夜の記憶がなぜか全然ないため、なぜかは分からない。そのくらい、無我夢中で歩いていたのだろうか。
記憶がなくなる時は、急な気持ち悪さに襲われるのだけ分かっている。
しかし、その後自分はどうしたのかは記憶がない。
そして、また嫌な夜がやってきた。
村を探し回ったが、大抵はエルフの軍に襲撃され、村人は一人残らずいなくなり、建物が破壊されている。
色々と考えを巡らせ、歩いているうちに、一人の男とその男の近くにいる…虫?を見つけた。
やっと人が見つかった。村の場所をすぐにでも聞きたい。
しかし、その瞬間にあの気持ち悪さが襲ってきた。
くそ、やっと見つけたのに…。
その瞬間、意識は消えた。
キタヘ キタヘ ススミツヅケル。
「待て待て、そこの男。」
「俺は、この村の門番だ。この村に入りたいのなら、俺に言ってから入らないとダメだ!さもなくば、追い出すぞ!…こんな感じか?」
「うんうん、上出来だと思うわ。始めた頃よりね。」
「はは、だろ?そろそろ慣れてきたんだ。」
ヒトリト、イッピキ。
ジャマダ。
また、クレイモアを抜く。
「わわっ。コイツ、戦う気じゃない…。」
「……コイツの目は、放浪の戦士か?希望を捨てた、赤い目。何より、付きまとってる黒い煙が証拠だ。」
「た、戦うの??」
「…まあ、それも門番の仕事だ。戦うしかない。」
ケス、コイツモ 。
勢いよく、かち上げるようにクレイモアを振り上げた。
しかし、その瞬間、素早い見のこなしでひらりと避けた。
「こんなの、当たったら死んじまう。でやあっ!!」
ダガーを取り出し、素早く攻撃を仕掛けられた。
だが、クレイモアで素早く防ぎかえす。
ガコンッ!カキンッ!
しかし、男は素早く後ろへ下がり、ナイフを3本投げてきた。
避けきれず、一本自分の足に刺さり、小さくうめき声をあげる。
「う…ア…」
ナイフを足に刺さったまま、次は男へ勢いよく剣を振り下ろした。
しかし、またかわされ、素早くカウンターのようにダガーで突いてきた。
それを、もう一度剣で受け止めた。
「くそ…強い。なんなんだよ、コイツは…」
コロス。コイツヲ。
「本気で殺りにいくしかない。…もともと、『家族』がいて、普通の生活してた奴を殺すのも、気が引けるってもんだが。」
俺は、動きを止めた。
カ、ゾク?
オレノ、カゾクナド。
その時、相手も動きを止めて、こちらの様子を伺った。
俺は、多くの記憶が頭の中に戻ってきた。
なんとか書き終えました!
あまり後書きに書くことはありません、、、