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灰色の星  作者: うさぎロック
4/6

その後

私は前の自分の記憶を持っていない

そう彼女達に告げられた私は魔術師になる道を選んだ


「なあマリュー」


「どうしたの?おじさん」


先の出来事からはや二日私はこの二人の家に住む事になっていた。記憶が無いと知った私は、あの後ただ呆然と立っていることしか出来なかった、だかそんな私を彼女達は

「ご飯を食べよう!約束したでしょ?」

と肩を叩き励ましてくれた。

それからまた3人で歩き始め一時間ほど経ったころ、もうすぐ着くよと彼女達は言った。

もうすぐ着くと言ったあと先ほどまでは気にならなかった霧が濃くなり始める、そこで彼女達は足を止め杖を苔の生えた地面に突き立て何かを言い始めた私はその声を聞きとれず何を言っているのかを質問しようとした時、目の前30mはあるだろう大樹が現れた、その大樹には所々窓のような穴が開いており根元には大きな金属製の分厚い扉が着いている。どうやらここが彼女達の住む家の様だった。先ほど杖を突き立て何かを言っていたのは人払いの魔術を解いていたようだ彼女達の住む家は大樹の中身をくり抜いた家だ、床は木の板で出来ており壁は白、天井も壁と同じ白の作りだった。この大樹の大きさは半径50mと長めの髪の子が言っている。ちなみに自己紹介もされた、

長めの髪の子の名はアシュリー短い髪の子はマリューと言うらしい、その後3人でご飯を食べ

この家の地下にある温泉に入り夜は自分の部屋があてられたのでその部屋にあるベッドで寝た。

そして今


「この文字は何て読むんだ?」


私は、現在勉学に勤しんでいるところだった。

昨日は、この国に来てわからない事もあるだろうと家から離れた街に行きマリューとアシュリーは朝早くから日が落ちるまでを案内してくれた。案内してもらってわかった事はこの国、通称魔女の樹海はただの樹海ではなく国であったということだ、この国の名前はウルアム魔法王国と言うらしい。驚く事にどうやらこの国の国民は90%が魔術師らしい、残りの10%はそのほとんどが外界との出入りをし情報や物、食糧などをこの国に持ち込む商人のようだ。

中には魔法に絶対耐性をもった珍しい人間もいるようだがどうやら全員国のトップの兵士として日々訓練に勤しんでいるらしい。

国王はそうとう女性にだらしない人らしく日々城を抜け出し、市場で見かけた美人に手を出し城の役人達を困らせているようだった。

そんな気楽な国王のおかげかは分からないが国の治安はとても良く悪人は一人もいないようで街を守る兵士は訓練しかする事が無いと言う

私としてはこのような治安の良い街はとても良いと思うのだが兵士達はちょっとくらい治安が悪い方がやり甲斐があると言っているらしい

そのためわざわざ自分から兵士になる者は少なく若者の大半は冒険者になるために旅に出るという。ちなみに冒険者と言う職業は、まだ未開の土地を目指したり、古代人の残したダンジョンを攻略したり街の平和を守るため戦う職業のようだ


私はなろうとは思わないが


そうして昨日は色々と話をし今日はさっそく魔術について学んでいるところだったのだ


「その文字はね『新しい』って読むんだよ」


「そうなのか、ありがとうマリュー」


「いいよー」


恥ずかしながら私は記憶と共に文字の記憶も失っており今日の朝自分の持っていた5冊の本を読もうとしたところ読めずマリューに文字を教えてもらっていた。

稀に言葉まで忘れる人がいるらしいが私は言葉まで忘れてなくて本当によかった。


「マリュー、ご飯よー」


「はーい」


とアシュリーが呼ぶ

時間はもうすぐ一時になる9時頃から勉強を始めてからもう5時間になるのか、マリューが先に椅子から立ち上がる私もつられて立ち上がる、少し座り過ぎただろうか腰が痛い。アシュリーに魔術で自分の年齢を調べてもらったところ27歳とわかったが前の自分はあまり長い時間座る事がなかったのだろうか?

そう思いつつ椅子を入れる


「先に行ってるよ」


「ああ」


マリューは食いしん坊だな今日の朝も50㎝程の大きな魚を丸ごと平らげていた。

食卓は・・・確か3階の中央階段を登って左の廊下を進んだらあるはずだったような気がする

後で地図を見直すかな。

そう思いつつ部屋を出た

ちょっと小説ぽく書けるようになった

(* ̄∇ ̄)ノ

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