1/6
序章
実はこれが小説書くの初めてでかなりへた
星が見える、灰色の星が。
『綺麗だ...』
薄れ行く意識の中、私が思ったのは
そんなことだった。
狂おしいほどに綺麗な星空のなかで少しずつゆっくりとその灰色の星に引き寄せられて行く。
これから何が起きるのか、全て私は知っていた。
知っていた.....。
知っていた.....。
知っていた。
知っていたはずだ。
『思い出せない....』
私が何者で何をしたのか、そしてこれから何が起きるのか私は知っていたはずだ。
『思い出す事が出来ない』
薄れ行く意識の中で私はそんなことを思っていた。