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プロローグ
皆さんは「ストーカー」というものをご存知だろうか?
知らない、という方は少ないのではないだろうか。
良い印象を持たれてはいないであろう言葉だが、別におかしいことではない。
と、彼らはそう思う。
「だって、ストーカー行為をできるというのは、それほどに誰かのことを愛せるということなのだ。
それほどに人を愛せるというのは良いことではないか!」
「良いわけあるかぁぁ!!!!!」
─────これはそんなストーカー高校生の男女四人と、四人にストーカーされる一人の高校生の、馬鹿でアホで歪な日常の、お話。