極上の物語への誘い
沢山の言葉で編まれた物語がある。それは時には書物と呼ばれたり、一人の人の人生と呼ばれることもある。
一度その物語の世界に足を踏み入れたが最後、そこから抜け出ることは、容易なことではなくなる。それが魅惑的な物語であったならば、尚更のこと。
そしてそうであればこそ、あなたは、身も心も捧げてもいいと思えるような極上の物語だけに、注意深く身を委ねることだ。何故ならば、その物語の質と同等のものが、あなたの人生に現れてくるのだから。
あなたは、これまでにも、星の数ほどの物語を頬張ってきたはずだ。それは時には滋養となり、また別の時には毒となったこともあるだろう。けれども、その豊富な経験は、物語の質を噛み分ける上で、貴重な光となり、あなたの中に留まっている。
今、この瞬間から、どんな種類の物語を選んでいくのか、あなたは自由に決めることが出来る。それは、愛と冒険が目一杯詰まった物語だろうか。それとも、嘆きと悲しみに濡れそぼった物語だろうか。あなたには誕生した瞬間から、自由に選べる権限が与えられている。その力を今、取り戻してみよう。
そうしてあなたの人生を、物語として名付ける時に、どんな種類の物語となるのだろうか。それは誰かの目に映った時に、極上の物語として選ばれるものだろうか。
今、この瞬間から、どんな種類の人生を選んでいくのか、あなたは自由に決めることが出来る。