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とりあえず異世界らしきところに着いたらしい。

やっと本編です。ですがまだヒロインの「ヒ」の字も出てきてません。

できるだけ早く登場させれるよう頑張ります。

ほかに登場人物が出てきだすと主人公だけの話というのは少なくなってくるので

とりあえずは後半では貴重になるであろう主人公オンリーの話をお楽しみいただければと思います。

俺が目を覚ますと、そこには見慣れた俺の部屋の天井があった、

という夢落ちはなかった。

一瞬期待した自分もいることに俺は多少の動揺を隠せなかった。

はぁ、まだ受け入れられてないのか。どんだけ小さい男だよ。


まあ必要以上に自分を卑下しても始まらん。とりあえず現状確認だ。

俺は、自分の見える範囲での情報を知覚していく。

ふむ、俺は今森らしきところの中にいるらしい。


「らしき」としたのは一応木々が生い茂っているのだがどうにも俺の知っている

木とはどうも性質が違う。どこがどうとは言えんが、なんか違う。

こう、本能的な何かが、俺の知ってる木とは違うと叫んでいる!


まあ大げさか。

とりあえず情報収集に戻ろうとするところでハッとする。

そうだ、鑑定なんてものがあった!


自分で取っといてど忘れしてた。

くそ、最近の老化は進行が早いな。

とりあえず使ってみることにするが使い方がわからん。

マンガなんかだと声に出すか念じるかだが。

とりあえず声に出してみる。

「鑑定っ、木!」


何も起こらない。

恥ずかしっ!今のうちにしといて正解だな。周りに誰もいなくてよかったぁ。

はたから見たら意味わからんこと堂々と言ってる頭おかしいやつだもんね。


じゃあ、念じる方か?

さっきと同じことを今度は頭の中で念じてみる。

すると


木:植物。建物の建築などに用いられる。


頭の中ででた。

ふむ、念じるタイプなのか。

ところで、俺が「木」と念じて発動したということはこちらの世界でも

この物質が「木」という概念で通っているということだ。

確認としてただ対象を意識して発動を念じただけでも同じ結果になった。


ここで、本当はこちらでは「木」としては通ってはないが異世界言語のスキルが勝手に類似のものを引っ張り出して翻訳しているのでは?という説が浮かんだ。

そうするとそもそも異世界言語のスキルは「会話」と「筆記」だが

どちらがその役割を担ってるのか、あるいは二つあることでの効果なのか。

いろんな疑問が浮かび上がってくるが確かめる方法は今のとこ思い浮かばんし

浮かんだとしても途方もなくめんどくさいだろう。


この件に関してはもう最初の考えでいいや、間違ってても大してしておかしいとは思われんだろ。

こんな細かいこと気にすんのは学者位だ。

細かいこと気にする男は嫌われるからな。

うん、細かいことは気にしないぞ。



頭を切り替えて辺りを散策してみることにした。


30分くらいだろうか、そうして辺りをうろちょろしてどうでもいいこと考えては

情報収集に集中しろ、と自分を叱咤していたのは。


すると、少し開けたところに出て、そこになんか生き物の死体?があった。

一応警戒しながらそれの傍によって鑑定してみる。


ウルフ:狼がモンスター化したもの。鋭い爪と牙が特徴。


と出た。なんか必要最低限の情報しか出んな。

それはそうと死体ではあるがモンスターが出てきた。

これでやっと異世界に来ちゃったと実感できた。

今の今まではなんか訳の分からん少年の遊びに付き合わされたのではないかとの疑いが晴れなかった。

え?なんか仲よさげだったじゃんって?

確かにそうだけどそれと疑うってことは俺にとっては別問題なの!

ほらよく言うじゃん、警察を見たら泥棒だと思えって!

ん?なんか違う。使いどころも多少おかしい気もする。


ま、とりあえず問題は、この死体どうしよう。


するとお腹がなんとなくすいている気がして狼の死体→お肉→食糧

という考えが浮かんだ。

肉切る刃物どうすんの?とか生で食うつもりか?

なんて批判も脳内ではあったがとりあえず調理をできるだけして

食えるかどうか判断することにする。


さっき鑑定で調べておいたことなんだが、生活魔法は水と火、風、土魔法を生活に使えるよう簡素化したものらしい。

流石に風を応用した風の刃みたいなんで切ることは無理っぽい。

火は普通よりかはかなり弱いものだったが一部の部位を集中して焼けばなんとかなるくらいの火力はありそうだ。

飲み水は何とかなりそうだし簡単かつ荒い食事くらいならできそうだ。


とりあえずウルフの死体を焼くことにする。

生活魔法と念じて死体を焼くイメージをしながら手をかざす。

これ毛皮とかどうしよ。

まあ焼いたらぽろぽろとれるかも。

※とれません。

まあ焼いてから考えよ。



7~10分くらい?ずっとそうしていたら若干焦げた臭いはしてきたものの

ちゃんと焼けたようだ。

「上手に焼けましたぁ~。」

ふう、これで後自分の力で狩れたら俺も立派なハンターだな!



焼けた部分をまじまじと見てどうするか迷う。毛皮ごといけんのか?

が、意を決してかぶりつこうとする。


が、それは突如として現れた新たなウルフによって叶わなかった。



書いてると進行速度がかなり遅いのでは?と思い、

正直作者はかなり焦ってます(汗)。

記述や表現面でおかしなところも出てくるでしょうから、

ご指摘いただければ幸いです。

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