補足
※今回は本編ではありません。 物語の補足としての位置づけです。読んでいただいた方がよりわかりやすくはなると思います。
プロローグを書き終えほっこりしておりましたところ、感想をいただきましたので拝見しますと、
スキルの『パーティ恩恵』、『パーティ恩恵』が主人公のぼっちとはあっていないのでは、取る際の記述もなく恩恵の内容もわからないので普通ほかにもいいスキルがあるしそっちを取るのでは?
という概要でした。
全くもってその通りでありまして私自身このご意見を拝見して初めて
そのことについての記述の無さを知りました。
読んで下さった方でもしかしたら少なくない方がこの疑問を感じられたかもしれませんので今回はそのことについての補足として記述させていただきたいと思います。
主人公自身『パーティ恩恵』、『パーティ恩恵』は
恩恵の内容もわからずぼっちの自分にはあまり似つかわしくないものであり、
他にもいいと思えるスキルがあることは理解しています。
にもかかわらず、これらのスキルをとったのは深層心理にある人として仲間や信頼できる繋がりが欲しいという欲望の現れだと思ってください。
主人公自身はこのことを認識しておりませんが、元の世界でのしがらみがなくなった以上友達100人できるかな、とまではいきませんが新しい世界に、そういった繋がりができるのを無意識的にではありますが期待しているのです。
ここで勘違いしていただきたくないのは、主人公の理性としてはそういうことについては消極的である、ということです。
まあ例えるなら、読書する習慣をつけたいなと思ってとりあえず本を買おう、と決めたとします。
わざわざお金を使ってまで買ったんだから無駄にしたくないという思いから読書するようになるだろう、という過程で身に着けようとしているのです。
一方でもし身に着かなくてもこの方法はだめだったとわかれば無駄になるとは言えないからいいだろう、と既に失敗したとき用の言い訳を考えている自分もいる。
あくまで無意識下でのことでして主人公に非はないのです、と主人公を弁護しておきたいと思います。
今までの記述からうっすらとはわかると思いますが、主人公はできるだけ理性的であろうとしておりますので。
期せずして主人公の人柄に触れることになりましたが今後も主人公についての描写は
何回も出てくると思います。
まあ何を言いたかったかというと人間というものは斯くも矛盾に満ちている生き物なのか、ということです。
「お前それ言いたかっただけだろう!」とのツッコミがありそうですが、
はい、その通りです(笑)。
一応私としては補足したつもりですが足りない、もしくは理解できないという方が
出てこられる可能性というのは大いにあります。
私の不足ゆえにご迷惑をおかけしますが今回のようなご指摘は今後もありがたく受けさせていただきます。