表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/189

プロローグ5

さて、まずは自分の限界を決めよう。

もちろんポイントの最大値のことである。

何か水準を下げても問題の無いものはないか。

種族はどうだろう。今貴族を外してポイントは150。

選ぶとしたら平民か貧困民か。

貧困民にすれば25ポイント増える。だがどれだけの影響があるかわからんのも事実。

平民をとれば少なくとも±プラマイ0でスタートできる。

貧困民を選んで増えたポイントで備えるという考え方も・・・、

いかん、どっちみちかなりの消極案だ。

危機管理マイスターの俺からしたらこの方向に流れるのは仕方ない。

でもだからこそ極端に偏りすぎないよう普段から

もう少しアグレッシブに行動する必要があるのではないのだろうか。



ま、今は棚上げだな。

とりあえずどっち道消極的な案なんだったら貧困民選んで変なこと起きても困るし

平民にしよ。

平民でもそりゃ不測の事態なんてのはあるよ?ただ比較の話。



後下げれるとしたら元からあったスキルか。


『能力値中上昇』、『異世界言語(会話)』、『異世界言語(筆記)』、

『生活魔法』、『取得経験値5倍』


今思ったけど『生活魔法』とかある割には『旅のお供セット』だとか『アイテムセット』

みたいな初心者向けのものは入ってない。不徹底だな、いや、スキルだけの括りなのか?


この中で削ってもいいものか。『生活魔法』と『異世界言語(会話・筆記)』は

日常生活に必要だろうから除外。

会話の方有れば筆記いらなくね?という案がふと出てきた。

うーん、あっちの世界でどれだけ識字率があるかとかによって

字の重要性とかかわるからな。

日本みたいに8割9割の人が書けるところだったら、間違いなく少数派になってしまう。

少数派になること自体は俺は特段嫌いというわけではない。

しかし厄介ごとは増える。正比例的にというわけではないが、

「少数派」と「厄介ごと」というのはなかなかに近しい関係である。


一応神様に識字率ってどれくらい?って聞いてみたが「普通だよ。」

としか答えやがらねえ。くそっ、どこの基準と比較してだよ。日本か?

アフリカのどこかか?ちゃんと答えれないこと自体は神様にもなんかやんごとなき事情

でもあるかもしれないから目をつむるが、ニコニコしながら見てくんのやめろ。

なんか裏あんじゃねえの?って勘ぐってしまう。なんか考えんのもめんどくさくなってきた。


いかん、思考するのをやめた豚はただの豚だってよく言うし

豚にはなりたくない!だから考えねば・・・、ってこんなことしてたらなんか眠くなってきた。

なんだか僕もう眠くなってきたんだ。〇トラッシュ。


なんかごめん。今回のは若干無理あるか。独りで思考してるとたまに暴走気味になるな。

控よう。



結局筆記も残しとくことにする。

とりあえずひとしきり考えて迷ったら安全な方で、

という方針で今のところはいいだろう。



残るは『取得経験値5倍』と『能力値中上昇』か。

俺の考えでは経験値は強ければ自然と稼げるものだけどスキルみたいな

特殊なものは先天性の強いものだからあとからなんとかできるかというと

疑問である。


外したら50ポイントも増えるしこれでほかのスキル取った方がよくない?

と俺の脳内会議では最早大勢は決している。

なんか批判的な意見も出して検討した方が、とか何とか言ってる俺も

一割位いて頑張ってはいたけど、そんなこと言ってる時点で

それ自体は提案であって意見ではないし、批判が出せない証拠である。

もう決定!



とりあえずこれで行こう。

『保有ポイント:200』



種族は人族でいいや。スキルで何とかなるだろ。

一応は親からもらったこの「人」という体に愛着もあるわけで

なかなかすぐに他の種族に移るっていうのは抵抗がある。


職業は所謂上級職出ない限りはどれも一律だった。

むう、どうしよう。迷うな。

スキルに『ダブルジョブ』ってあったよな?

ちょっと見てみるか。


うーんと、えーっと、あこれこれ。ん?トリプルもあるか。

ポイントはそれぞれダブルが30でトリプルが60。

ジョブって結構大事そうだし欲しいのも幾つかあって検討するのに

時間かかりそう。

ここは欲張っとこうか。


俺はトリプルジョブをとって、戦士、魔法使い、治癒術師の3つにしておく。

これで残り140か。


後はスキルとその他か。

とりあえず必要なものを挙げてくか。


アイテムボックスはいるだろ?剣術もいるな。ステータス操作もなんかチートくさくて欲しい。

それをいうと闇魔法なんかは憧れだよね!全魔法解放なんてあるけどこれ120も使う。火、水、風、土の基本魔法はそれぞれ15。光、闇、時空の特殊魔法が25ずつ。するとそれ一つずつ取るよりかは一応お得か。今んとこ120使ってまで全魔法使えるようになろうとは思ってない。とりあえずポイントと要相談ってとこかな。魔法を使うんなら無詠唱はなんかかっこいいし欲しい。MP回復速度上昇もいるかな?


魔眼なんてのもあったがそれをとると自分を抑えることができるか怪しい、俺の右腕が疼いていやがるぜ、的なノリで。

  

鑑定とか偽装、隠密なんかは地味だけどいるよなー。

とりあえず隠密とったらダンボール使ってどっか潜入したい。「大佐、俺だ。」とか無線で言って。

ダンボールがあるかは知らんが。聞いてみると無いって。

うーむ、残念。


後はレベルアップ時ボーナスとパーティ恩恵の両方の三つくらいかな。


これら全部をとるともちろん容量オーバーとなる。ちなみに

アイテムボックス:5 剣術:5 ステータス操作:10 無詠唱:25 

MP回復速度上昇:10  魔眼:75 鑑定:10 偽装:5 隠密:10

レベルアップ時ボーナス:15 パーティ恩恵(リーダー):30

パーティ恩恵(メンバー):10

という内訳だ。


とりあえず魔眼を外すか。ポイント食う割にどんな恩恵があるかわからん。


うーん隠密どうすっかな。ダンボールないしなー。

いや別にそれが主な理由ではないが。

隠密を生かそうとするとやはり索敵もセットでとらないといけないと思う。

二つセットで20なんだが、ステータス操作と偽装のセットと比較してしまうと

どうにも見劣りする。


うん、思い切って外すか、隠密。


ここで無詠唱があるのに魔法をどうするかまだ決めてないことに気づく。

どうしよ、1系統増やせばそれだけで最低15飛ぶ。


うんうんうなってると、神様がニコニコしながら何に迷ってるのか聞いてきた。

何だ、冷やかしなら余所でやれと思ったが他人の意見も聞いてみたい思いが勝り、

素直に話した。


「うん、なら全魔法素質解放っていうの取ったら?ポイントは一応25で収まるよ。」

とのこと。

それがどんなものか聞いてみると素直に答えてくれた。んー、神様には答えれるものと

答えれないものがあるらしい。そこにどんな思惑があるかまではわからんが。



彼曰く、これがあれば練習すれば魔法を習得できる素質が得られるというものらしい。

ということはこの系統のスキルをとらねば練習しても一生魔法は使えないということか。

なんと恐ろしい、これを知らない奴は一生無駄な努力をすることになるのか。



何か誘導されてる感も無くはないが全体的に見てこれがお得だということは事実だろう。


俺は全魔法素質解放をとることにする。

とするとあと115ポイントか。

今あと候補に挙がってるの全部で125ポイント。

10ポイント削ればいいのか。

第一案としてはアイテムボックスと剣術、偽装の中から二つ。

第二案としてはステータス操作、MP回復速度上昇、鑑定、パーティー恩恵(メンバー)

の中から一つ。


さて、第一案は却下かな。ポイント5とはいえ二つ削るのはなしだと思う。

では第二案か。偽装を外さないと決めた以上ステータス操作は外さん。

パーティー恩恵(メンバー)はリーダーの方だけになったらなんか恩恵薄くなりそうだし却下。

とすると後はMP回復速度上昇と鑑定の二者択一か。

どっちが無くても構わないかというと比較的前者、つまりMP回復速度上昇かなと思う。

速度が上がるということは1から2,3と上がるわけだけど鑑定はなかったら0だもんな。


よし、これで行こう。


申し訳ありません。思ってた以上に長引きまして文字数が多くなってしまったので

分けることにしました。次は正真正銘のプロローグ終わりです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ