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プロローグ3

まだプロローグ続きます。一人目のヒロインが出てくるまでもう少しかかりそうです。作者の時間の都合上できるだけ早く登場させれるよう拙速を今は意識して書いておりますので、読み苦しい表現などが出てくるかもしれません。

その場合はご指摘いただければ幸いです。

「君に行ってもらうのは剣と魔法のファンタジー世界、カルヴェニア。ここはいいところだよ、僕のおすすめのところでね。

君たち人間が思い描くファンタジーの世界を体現したまさにそのものという感じなんだよ。魔物やモンスターがいるから魔法や剣術なんてのが必須だけどそういうのは君も望むところなんじゃない?」

「ああ。」といって俺は首肯しておく。

ふむふむ、まさにお約束ですな。


「それで、君には普通は滝行やら阪神の新〇選手が次シーズンに向けて行う護摩行

なんかをしないと手に入らない技術やスキルを特別に進呈しようということなんだよ!」

「おい、修行内容偏りすぎだろ!あと後者に至ってはマイナー過ぎだ!」

※作者と海翔君の偏見です。


「いやぁ、君のツッコミはキレと覇気があるねー。そんなマイナーなことを知ってる君もどうよ、ってなるけど。そんな君の前では僕はもう立ってられずに泡吹いて気絶しちゃうよ。」

「ちょいちょいいれてくんなや!だれもひとつなぎの大秘宝求めて大海原を冒険してねえよ!はぁ、とりあえず進めてくれよ(疲)。」

声張りすぎてしんどいわ。


「ごめんね、君のノリがあまりに心地いいからつい、ね。じゃあ進めるけど、

特典として君には100ポイントあげるから。その範囲内で好きなものをとってね。」


おおぅ、進めるの早いな。ちょいちょいボケるところはボケて、締めるところは締める。

うん、いいじゃないか。

それでこそワトソン君だ!ハハハッ、いやー君には常々娘を紹介しようと

家内とも話していたんだよ。どうだい、次のパーティーの時にでも・・・。

いや、俺も意味わからん。スマン、興奮しすぎてよくわからんこと考えてた。

こういうことってよくあるよね!

いや、ないか。



そんなアホな俺を生温かい目で神様が見守っていた。

やめてくれ、俺だって自重したいんだけどそれだけ興奮してんだよ!

くそっ、中学の時マンガのヒロインにはまりまくって、幼馴染のあいつにまで

その話した時のこと思い出した。はずかしっ。


「もういいかい?っで、とりあえず君の初期能力を確認してほしいんだ。」


と神様が手を横に振ると、俺の目前に液晶ウィンドウ?的なものが出現した。




============================

各種ステータス


名前:カイト・タニモト

種族:人族

身分:貴族

性別:男

職業:戦士

年齢:16歳


Lv.1

HP:43(+20)

MP:21(+17)

STR(筋力):23(+18)

DFE(防御力):19(+16)

INT(賢さ):22(+17)

AGL(素早さ):21(+16)

LUX(運):1(+5)



『能力値中上昇』、『異世界言語(会話)』、『異世界言語(筆記)』、

『生活魔法』、『取得経験値5倍』


============================


ほうほう、なんかいろいろあるな。これは特典の100ポイントには含まれないものなんだろう、おそらくは。

身分が貴族になってる。ほう、貴族スタートか。いろいろ資金面なんかの利点が多そうだが悪い印象があんだよなー。

まあもらえるんならもらっておくか。


ってちょっと待て、運なんだよこれ。1って。俺そんなに幸薄いか?

うーん、でも早死にしといて1あるんだから高い方だ、という解釈もありか。

0やマイナスじゃないだけましだと思っとこう。

俺はプラス思考なのである。

能力に関しては基準がないから高いかどうかはわからん。



「どう、確認できた?能力面については君のもとの世界での君自身の能力自体を

数値化したものになってるよ。 ほかの身分やスキルについてはもちろん

サービスだから100ポイントには含まれないから安心してね。

ええっと、って何これ、運1って!ハハハ、嘘でしょマジかよこいつ、1は無いでしょ1は(爆笑)!」


くそっ、せっかく納得しかけてたのに蒸し返してきやがった。


「いや、ごめんね。長い間いろんな人を見てきたけど君みたいな変わった人で

運がここまで低い人なんて滅多に見なかったから(笑)。」


まだクスクス笑ってやがる。

というより変な人って言われた。そっちの方が地味に傷つく。

何をもって普通だというんだ、何をもって変だというんだ。

そんなものは価値観が無数にあるんだから絶対的にいえることじゃないんだ!

俺は変わってなんかないもん。変っていうやつの方が変なんだもん、ぐすっ。


「ありゃりゃ、落ち込んじゃったよ。変なところ気にするんだね。

でも男のぐずってるところなんて全く可愛くないし需要ないんだからさ。

とりあえず元気だしてよ。」


また変っていわれた。そもそもお前のせいだろ!

といいたいところをぐっと我慢する。

確かに男のぐずってるところなんて見ていてキモいだけだ。

俺は目から出た汗の結晶をぬぐい気を取り直す。



「大丈夫かい?じゃあ次に下の方にある『ボーナス』っていう項目を

タッチしてみて。」


ん?そんなとこあんのか?

俺はスマートフォンの要領で画面を下にスライドしていく。

すると、確かに下の方に『ボーナス』という項目があって、その下に

『保有ポイント:100』と書いてあった。


俺がボーナスの項目をタッチすると面前にまた幾つかの画面が現れた。

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