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孤高の深海

サンディース。囚人はイージスター島にいた。そこは権力者に支配された町があった。




[ったく、関わりたか無いな。権力者なんてそんなもんだ。強情でワガママで理不尽で。正義なんてあるわきゃねー]煙草に火を付けるサンディース。被害者を見下す。[関わったお前の責任だ。嫌なら刃向かえば良い。お前の刃で切り裂くが良い。それが人間の性だ]





どことなく冷たい男。それがサンディースだった。[だがよ。奴等を始末すれば俺の天下か。気に入らんな。殺りてえのは本心だが。まあ、一丁、殺ってみるか。どうせ暇だ]サンディースは警察の後を追った。町外れの高い塔。それが彼等のアジトだった。




[さて。潜入捜査と洒落込むか]サンディースは潜入する。後を追う人影。通気孔に身を隠し、辺りを見渡す。[まずは武器だな。拳銃か何かパクるか]警備員が巡回する。音もなく通気孔から出て、首を足で固め、旋回するサンディース。絶妙なバランスで床に叩きつける。ガキッ!鈍い音がして警備員は倒れる。[動きはシャープだな。鈍って無い]サンディースは持ち物をあさる。[拳銃が二丁。それにグレネードが3つか。この手投弾は使えるな]弾を1つだけ残し拳銃を手に持たせ自殺したと見せかけたサンディース。残りの拳銃とグレネードを回収する。ジャンプして再び通気孔に戻り奥に進む。彼を追いかけた人影はその妙技に肝胆の声を挙げた。その声をサンディースは聞き逃さなかった。[スチャッ。何者だ?俺をつけてきたらしいが][旦那。潜入捜査かい?止めときな。ここの町民は腐ってやがる。警察が守ってくれると。権力者が腐敗した町を造ったんだ。崩壊したらどうなる?町民も巻き込むんだぞ!][関係ない。俺は破壊する。権力者が気に入らんだけだ。後は関わらん。それだけだ][なら良いがね。深入りはするなよ。この塔の地図が欲しいだろ?取引しよう][条件は?金か?][イヤ。要らんよ。地図をやるから立ち去れ。それだけだ][その条件は否決された。断る!][そうかい?なら見届けよう。君の器量を][勘違いするな。俺は群れるのが嫌いなだけだ。破壊は囚人の仕事。ただそれだけだ。悪く思うなよ]サンディースは男を放した。




更に奥へ進むサンディース。





………奴の言う事も間違えてはいない。俺は権力者の始末と同時にイージスター島の崩壊を狙っている。それが仕事だと。その為に上陸したと。穿かない世界だな。一人の囚人に左右される世界など………




続く

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