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コックVSドラゴン

ドラゴンって、炎吐く時に自分の身体をこんがり焼いてるのでは無いか?

狩って解体したらもうステーキになっているんじゃないか?

そんな風に考えたことは有りませんか?

男はシモン=シガールと言った。

彼はかなりの美食家として有名だった。

あらゆる美食を喰らいつくした。ところで…………飽きた。




どれもこれも同じような味、同じような形、同じような………兎に角全ての料理が同じような、ありきたりに見えてしまったのだ。

食べて光景が見えない。


食材になる前の獣たちが生きて来た景色

それを狩る人々

食材を調理するコック。


全てが霞の中、深淵の底。

彼はその霞の中に、深淵の底に沈むことを決意した。

要は、自分で獲物を狩り、

自分でそれを解体し、

自分で調理し、

自分で味わおうとした。


そうして彼が手初めに狩ったのは…………何故かドラゴンだった。


調理場のドラゴン肉なら見た事が有った。

死んだドラゴンを解体したことも有った。

しかし、息をしているドラゴンは初めてだった。




私を消し炭にせんと炎を吐き、

引き裂かんと鉤爪を伸ばし、

空から叩き落そうとした。



ドラゴンの吐息の熱さ

爪と盾がぶつかり合い、火花を散らし、手足を痺れさせる重量

空を飛んだ時の足元の心許無さ。

全てが生の実感であった。



私は包丁(大)で炎を打ち返し、

鉤爪を盾(まな板)で弾き返し、

空から叩き落そうとしているドラゴンの頭に無理矢理乗って素手で殴って墜落させ…………

目を回したところで隙を突き、包丁(大)で首を一刀両断!


そうして今に至る。


続きます。今日中に終わりますので、投稿されるまでの間、他の数十有る拙応募作をご覧いただければ幸いです。

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