表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
囚われた親友に  作者: tukimine
8/11

過去7

 俺達は遊びに行く予定を立てた。初めて俺から誘った。ただ英二と盛り上がりたくて、食事会でもしようかと考えている。待ち合わせ場所を決めて合流する予定だ。

 俺は心が浮き足立っていた。受験に合格し、しかも英二とまた一緒に通えるのだと。一緒の大学に行くことを諦めていたから尚更だ。東大に合格しただけでは、きっとこんなに喜びはしなかった。大学は通過点でしかない、ただ、そんな風につまらない解釈をしていたに違いない。

 俺を変えてくれたのは英二だ。英二といることで、俺は変われた。これからも変わっていける。まだ関係が続く限り……。


『時間か……』


 支度を済ませ、戸締まりをしてから出掛けた。アイツは目立つから来ればすぐ分かるだろう。待ち合わせ時間まで余裕がある。俺は楽しみで仕方がなかった。


 キキィーーーーーッ!!!


 遠くで耳障りな車のブレーキ音が聞こえた。タイヤの磨り減る音。何かがぶつかった音。


 ドクン………ドクン………


 胸騒ぎがした。胸が痛むくらい心臓が速く鼓動している。俺は夢中で駆けていた。待ち合わせ場所へ。


『はぁ、はぁ、はぁ……っ、は……ぁ………――――』

『~~~~ッ!?キャーーッ!!!』

『救急車だ!救急車呼んで!!』

『意識は!?』

『ちち、血がっ、血が出てる!!止血しなきゃ!!』































――――なんだ、コレは。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ