傲慢の目覚め
「くそっ!くそっ!なんでだなんで村が燃えているんだ!ふざけんな!どうせ俺のせいにされるんだからやめろや!」
「せめて妹だけでも救わないと!」
そういい村に飛び込んだ。
そうして、最初に目に入ったのは、死んでいる両親、おびえる村人、そして、、、、、、、、、深くローブを被る奴に殺されかけている、妹。
「なっ!」
俺はすぐ飛び込んだ。
「その娘を離せええええええええ!」
「五月蠅い」
いとも簡単に、一応背が高いのに吹き飛ばされてしまった。
体が動かない。
その間にも死にそうになる妹。
「おい!誰か動けよ!助けられんだろ!おい!」
しかし誰も動かない。
「おい。。。。。その娘は、祝福なんだろ?
ちくしょう、、、畜生!畜生!!
こんな役にも立たないスキルだけ持たされて。
俺がなにしたって言うんだ。。。。。
守りたい者も守れないで何が傲慢だ!
ふざけんな!」
【・・・・・】
「おい。聞こえてんだろ?よこせよ。」
【・・・・・・】
「たとえこれが悪魔の誘いでも。」
【・・・・・・・】
「たとえこれで身を滅ぼそうとも。
お前が必要だ。」
【ならば取れ、既に道は開けている。】
「さあ来いよ。
来い!」
【傲慢!】
凄いな。
世界が遅く見える。
そうして今、俺の全てを取ろうするあいつに力を使う。
「その力、、、俺によこせ。」
「!!」
そうして全て終わった。
そいつは崩れ落ちた。
「化け物だ。。。。。」
「化け物が!この村から出てい」
「五月蠅い。」
そうして村が、一つ滅びた。
「ううん、、、、お兄。。。ちゃん?」
早めに出た方が良さそうだ。
どうやらこの村には、
「化け物が出るらしいからな。
お前も気を付けろよ?」
泣きそうな顔なんてしない。
泣きそう何て許さない。
なるだけ悪人っぽく、険しい道でも高笑いして。
だって、だって俺は、
【傲慢】、、、、、、、だからな。
『称号 【大虐殺】を手に入れました。』
そろそろやめようかな?