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幼馴染みと大陸横断鉄道  作者: ルト
第8章
93/214

第91話 過去の出来事

 アスタ領領主、ホイーラー・ネイションの(やかた)に、あちこちのスピーキージイーから逮捕されたバーテンダーや飲み客が連れてこられる。

 広場に集められた逮捕者を前にして、ホイーラーが勝ち誇ったような顔を見せる。


「お前達、どうして逮捕されたのか、よく分かっているだろう?」

「分からないね」


 突然、逮捕者の中から上がった声に、ホイーラーの目が鋭くなる。

 視線の先に居たのは、ムクだった。


「俺達はただ、酒を提供していただけた。お客さんはそれを飲んで楽しい時間を過ごしていただけ。それの何が悪いことなんだ?」

「酒は違法だ。そんなことも知らないのか?」


 ホイーラーが蔑んだ目で見つめてくるが、ムクは一切表情を変えない。

 ここでホイーラーに屈したら、相手の思う壺だ。


「酒を違法にしている場所なんて、アスタ領くらいだ! そもそも酒は楽しい時間を過ごすためにある。それを一方的に違法にされたんじゃ、納得いくわけがない!」


 ムクの言葉に、他のバーテンたちやスピーキージイーの常連客たちも声を上げる。


「そうだそうだ!」

「酒は違法の物なんかじゃない!」

「みんなで楽しく酒を飲んで、何が悪い!?」


 次々に声が上がり、騎士たちが黙らせようと剣を振り上げ、目の前に刃を下ろした。

 しかし、それでも1度上がった声はなかなか治まりを見せない。


 そのとき、銃声が轟いた。


 銃声に驚き、ほとんどの者が声を潜める。

 銃声を放ったのは、ホイーラーだった。

 ホイーラーの手には、まさかりがある。そしてまさかりの()からは、硝煙(しようえん)が登っている。再び、仕込(しこ)み銃を使ったのだ。


「黙れ! アル中どもが!!」


 ホイーラーが叫び、騎士たちが抜いていた剣を一斉にムクや常連客達に向けた。

 剣の先端を目の前に突きだされ、誰もが怯えた表情になる。


 勝ち誇ったような笑みを見せるホイーラー。


「本日正午に、裁判を行う。それまで地下牢(ちかろう)で大人しくしていろ!」


 ホイーラーがアゴを動かして命令を出すと、騎士たちが動き出した。

 騎士たちは、逮捕者を次々と領主の館の地下にある地下牢へと連行していく。

 地下牢へと入れられると、重い南京錠(なんきんじよう)が掛けられた。


「……くそっ」


 このままここで、裁判という名の死刑執行を待つしかないのか。

 ムクはそう思って悲しくなる。

 しかし、心のどこかではまだ諦めていなかった。


 ――信じる者は、救われる。


 ムクはその言葉を信じていた。




 オレとライラは、旅行者という立ち場を利用して騎士に道を訊き、領主の館がどこにあるか、その位置を割り出した。


 領主の館に辿り着いたら、やることはただ1つ!

 アークティク・ターン号の出発時刻までに、ホイーラー・ネイションの横暴を止めることだ。もし止められないと、ムクさんを始めとする罪のない人々が死刑になってしまう。

 それだけではない。

 もしも無事にムクさんたちを助け出せたとしても、アークティク・ターン号の出発時刻までに列車に戻れないと、オレたちは置いていかれる。そうなると、もうアークティク・ターン号には戻れない。

 アークティク・ターン号の出発時刻は、今日の夕方だ。


 もちろん、オレたちにはどちらかだけを選ぶという考えは毛頭ない。


 ここからは、時間との戦いだ!

 なんとしてでも、ホイーラー・ネイションの横暴を止めてムクさんたちを助け出し、夕方までにアークティク・ターン号に戻らなくては!


 騎士に教えられた道を進んで行くと、立派な門と塀に囲まれた館が見えてきた。どことなく城のような雰囲気を醸し出す大きな館は、周りの家々とは違う特別な人が暮らしていることをこれでもかとアピールしているようだ。

 領主の館に、間違いなかった。


「待って!」


 ライラの声に、オレは立ち止まる。


「見て、門番がいる!」

「!」


 オレたちは門まであと少しという所で、立ち止まった。

 ライラの云う通り、確かに門の前には門番らしき騎士が立っている。このまま正面から領主の館に入ろうとしても、門番に捕まるだけだ。


「ビートくん、どうする?」

「……こういう場所というのは、だいたい裏口がある。そこなら警備も薄いはずだから、なんとかなるかもしれない」


 オレは過去の経験から、裏口の存在と警備の薄さを思いついた。

 鉄道貨物組合(トランスギルド)でクエストを請け負っていた時、配達クエストもこなしたことがあった。その中には領主の館もあり、オレのようなクエストを請け負っていた者は、正面の入り口からは入れないのが普通だった。

 他の館に出入りしている業者や従業員と同じように、裏口から出入りするのが当たり前となっていた。しかし、そんな雑多な人々が出入りする場所であるにも関わらず、常に雇われた冒険者や騎士で厳重に警備されている正面入り口とは違い、裏口は警備されていないのが普通だった。


「こっちだ!」


 オレが先導し、オレたちは裏口へと向かって走る。

 館のほぼ裏手に、裏口はあった。


「やっぱりだ!」


 オレの推測は正しく、やはり警備などはされていない。

 裏口のドアを押すと、簡単にドアは動いた。


 オレたちはそこから、領主の館の敷地内へと足を踏み入れる。


 敷地内に足を踏み入れたオレたちは、すぐに武器を取り出した。

 オレがソードオフを手にし、ライラはスカートの内側からリボルバーを取り出す。


「裁判を受けるとか聞いたけど、きっと形式だけで死刑を言い渡して執行するだけの裁判だろう」


 オレはそう睨んだ。こういう独裁者のことをするような権力者が、普通に公平な裁判をするとはとうてい思えない。


「ビートくん、どうやってムクさんたちを助け出すの?」

「大丈夫。オレに考えがある。こういう屋敷には、だいたい地下牢があるはずだ」

「じゃあ、これから地下牢に行くの?」


 ライラの言葉に、オレは首を振った。


「いや、向かう場所は地下牢じゃない」




 地下牢ではその頃、バーテンや飲み客らが震えながら裁判を待っていた。

 裁判などとは云っていたが、死刑が執行されるのは避けて通れない。

 これまでに捕まった人々がどうなったかを、彼らはよく知っていた。ホイーラーの館にある、死刑台の露と消えたのだ。


 全てが、これで終わりを迎えるのだろう。

 捕まった人々は、そう思っていた。


 そんな状況だが、ムクはまだ諦めてはいなかった。


「諦めるのは、まだ早いぞ!」


 周りの人々の気配を感じ取ったのか、ムクが呟くように云う。


「たとえ俺達が死刑になったとしても、酒を求める者は尽きない……!」


 ムクはずっと、脱出の機会をうかがっていた。

 今、ドライタウンの駅には、あの有名なアークティク・ターン号が停車している。

 ホイーラーの館から抜け出したら、すぐに駅に向かおう。緊急事態であることを訴えるか、最悪の場合貨物車にでも忍び込めば、ドライタウンから抜け出せる。アスタ領を抜けさえすれば、そこはもう酒が違法な場所ではない。そこまで行けば、もうこっちのものだ。後は新天地で、バーテンの仕事を探せばいい。

 問題は、脱走するタイミングだ。それが狂うと、全てが台無しになる。

 どうにかして、死刑が執行される直前で脱走しないことには……。



 キーンコーンカーン。



 ムクがそう考えていると、鐘が鳴り響いた。

 ドライタウンに住む者にとってはお馴染みの、正午を告げる鐘だ。


 それは今の地下牢に幽閉されている者たちにとっては、死を告げる鐘に他ならなかった。

 運命の、正午がやってきたのだ。


 石段を降りる足音が、近づいてくる。

 降りてきたのは、1人の騎士だ。

 騎士の瞳は冷酷そのもので、地下牢の中に居る者たちを見下ろす。まるで見る者すべてを石に変えてしまう、メデューサを彷彿とさせる。

 ガタガタと震える人々を見下ろし、騎士が口を開いた。


「……お前たちは、自由だ」


 騎士の言葉に、地下牢の中に居る者たちは耳を疑った。

 夢なのかと思い、自らの頬をつねる者も現れる。

 ある者は、何か罠があるのではないかと、騎士の動きに注視している。


 ガチャン。


 地下牢を封じていた錠前が外され、牢獄が開け放たれる。

 騎士はそっと手を動かし、外へと通じている石段を示した。


「お前たちは、自由だ」




 オレは、向かってくる騎士たちを、ソードオフで薙ぎ倒しながら、ホイーラーの館の廊下を進んで行く。騎士たちが着ている鎧は、かなり薄いものなのかソードオフの弾丸を防ぐことができず、普通の散弾でも十分すぎる威力を与えていた。あまり人を撃ちたくは無かったが、今はそんなことを考えている場合ではない。

 だが、それ以上に無実の人々が死刑にされるのは、とても見過ごせるものではない!


 時折、隣を進むライラに気を配る。

 ライラもリボルバーを手に、向かってくる騎士たちの足止めをしていた。

 さすがは、オレの嫁だ。


「むっ?」


 廊下の先に、大きな部屋を見つけた。

 重厚な扉だが、少しだけ開いていた。

 オレたちは、その部屋に飛び込んだ。


 そこには、2人の騎士と1人の貴族風の男がいた。


「お前らっ!」

「ここをどこだと思っている!」


 2人の騎士が、オレたちを取り押さえようと動き出す。

 しかし、すぐにライラがリボルバーを騎士に向かって撃つ。リボルバーの弾丸は、甲冑の無い場所を打ち抜き、騎士は体勢を崩す。そしてそこにすかさず、オレがソードオフから散弾を打ち込む。

 2人の騎士は吹っ飛ばされ、そのまま動かなくなった。多分、死んだだろう。


 オレは貴族風の男を睨み、素早くソードオフに再装填する。


「お前が、ホイーラー・ネイションか?」


 オレが訊くと、貴族風の男は頷いた。


「いかにも。お前たちは? いきなり現れて護衛の騎士を躊躇することなく倒すとは、かなりのものじゃないか」

「昨日、スピーキージイーで酒を楽しんだ者だ。オレたちは――」

「ほう、自首をしてくるとは潔いな。では、大人しくお縄に――」


 ズドガン!!

 バリン!!


 オレはソードオフを天井に向けて放ち、ホイーラーの言葉を遮る。

 その直後、ホイーラーの背後にあったステンドグラスが、音を立てて粉々になった。緑や赤、青といった色とりどりのガラスが飛び散り、館の外に飛び交う。


「……ずいぶんと好戦的だな」

「騎士たちは話を聞いてくれないから、こうするしかなかったんだ」


 オレは再び素早く再装填すると、ソードオフを下ろした。


「だが、あんたは少しは話を聞いてくれそうだな」

「ほう?」

「オレたちが要求することはただ1つ、酒を合法なものにしろ。それだけだ」


 オレが出した要求に対し、ホイーラーは首を横に振って答えた。


「それはできんな。酒は違法だ」

「なぜだ? 聞いた話では、以前はそんなことは無かった。アルコール中毒で家族を失ってから、そうなったと聞いた。確かに、家族を失うのは辛いはず。だけど、酒を違法なものにするのは間違っている!」


 オレの言葉を補強するように、ライラがオレの隣で頷いた。

 しかし、ホイーラーは首を横に振った。


「お前たちに何が分かる!? 誰も好き好んでアルコール中毒になったわけじゃない!」


 明らかに動揺した様子で、ホイーラーが云う。


「私の家族は、アルコール中毒にされたんだ!!」

「どういうことだ?」


 家族をアルコール中毒にされただと!?

 酒におぼれてそうなったのかと思っていたオレは、目を見張った。


「……まずは話してくれ。それまで、オレたちはここを動かない。

「わかった! 話してやる!!」


 ホイーラーが語った内容は、次の通りだった。




 まだ家族と共に過ごしていた頃。商談に来たある奴隷商人から勧められた酒を飲んだ時から、家族がおかしくなった。常に酒を求めるようになり、ホイーラーの父は稼業を務めることが難しくなった。ホイーラーが後を継いでなんとかしようと必死になって働いたが、ホイーラーの家族は酒を求めて次々に犯罪に走り、逮捕された末に奴隷となって売り飛ばされた。ホイーラー自身も奴隷になってしまい、苦難の月日を乗り越えた後、自分を買い取って自由人になった。

 そしてアスタ領の前領主に見初められ、領主の元で仕えているうちに前の領主から後継者に指名され、領主となった。


 領主となった時に、ホイーラーは思った。

 今のように力のある存在なら、自分の家族を失わないで済んだのかもしれない。

 酒などという、人の人生を狂わせるような者から、家族を守り、自らも奴隷とならずにあの辛い日々を送らなくて済んだのかもしれない。


 ならば、今から始めよう。

 2度と自分のような辛い思いを、領民にはしてほしくない。


 ――全ての酒を、このアスタ領から駆逐してやる!!


 領主となったホイーラーは、家族を奴隷商人から勧められた酒で失った過去から、全ての酒類の販売を禁止し、酒場を次々に廃業させていった。



 ホイーラーが酒を違法なものとしたのは、ただ単に家族をアルコール中毒で失ったからではなかった。

 全ては、自分のような悲しい思いをする人を出さないためだった。


「……なるほどな」

「そんな過去があったなんて……」


 理由を聞いたオレたちは、少しだけホイーラーに同乗する。

 そんな過去があったのなら、酒を憎む気持ちがあったとしても、おかしくはない。

 オレだって、ライラをアルコール中毒で失ったなら、一生酒とは無縁の生活を送るかもしれない。


 しかし、だからといってホイーラーの横暴を認めるわけではない。


「……ハッ、おかしいだろ」


 オレは、一言そう云った。

 それがホイーラーの感情を逆なでしたのか、ホイーラーは全身の毛を逆立てるようにして叫んだ。


「何がおかしい!?」

「最初からおかしいだろ!! 奴隷商人が勧める酒って、どうして奴隷商人が酒を勧めてくるんだよ!? 普通は奴隷を勧めて来るんじゃないのか!?」


 奴隷商人がどうして酒を勧めたのか、オレには理解できなかった。普通なら、奴隷商人は奴隷を商品として扱っている。奴隷を勧めてくるのなら、それはいたって普通の事だ。

 だが、酒を勧めてくるなんておかしい。酒好きだったからだとしても、商談で伺った場所で酒なんて普通は勧めないはずだ。


 オレの言葉に、ホイーラーはハッとしたようだ。

 顔色が変わり、冷や汗を流している。

 どうやら、かなり図星な所を点いたらしい。


 オレは思ったことを、全てホイーラーにぶつけてみることにした。


「本当は、あんただって気づいていたはずだ! なぜ奴隷商人が酒を勧めてくるのか疑問に思っていた! だけど、あんたはそれを分かっていながら云わなかった! そうだろう!?」

「ううう……」


 ホイーラーは、頭を抱えて唸りだす。

 その通りだった。ホイーラーが「なんで奴隷商人なのに酒を勧めるのか?」指摘しようとすると、それを分かっていたかのように奴隷商人は酒を強く勧めた。

 そして次々に家族に酒を飲ませて、アル中にして行った。ホイーラーは何度も酒を隠そうとしたが、酒を求めて苦しむ家族を見ていられず、酒を隠すことができなかった。

 結果的に、ホイーラーは家族をアル中にすることに加担し、奴隷にしてしまう片棒を担いだのだ。


 そしてその事実は、ホイーラーを長年にわたって苦しめていた。


「なんで勇気を出して、自分の考えに従わなかったんだ!?」

「うるさい!」


 ホイーラーは首を振る。

 しかし、オレは追及を止めなかった。


「あんたが少し勇気を出すだけで、家族は失わずに済んだんだ!」

「うるさい!!」


 ホイーラーが、まさかりを手にする。

 ライラが慌てた表情を見せるが、オレは一切表情を変えない。


 こいつは、オレたちに手出しできないはずだ。

 オレはそう固く信じていた。


「お前は自分自身で、酒を違法にすることで自分の罪を認めず、他の人の楽しみを奪って楽になろうとしているだけだ!!」

「うるさい!!!」


 そこまで云って、ホイーラーはまさかりを振り上げる。


「ビートくん!」


 オレを守るように、ライラがオレの前に出ようとした。


 しかし、それよりも早くホイーラーがまさかりを下ろして、頭を抱えた。

 苦悶の表情を浮かべるホイーラー。

 その姿は、領主というよりも、怯えている子供だった。


「……そうだよ。その通りだ」


 ホイーラーはひねり出すように、そう告げる。

 オレはソードオフをしまうと、ホイーラーに歩み寄る。

 これ以上は、責めてはダメだ。


「もう、いいだろう? あんたもきっと、辛かったはずだ。悪いのは酒じゃない。変な酒を勧めた奴隷商人だ」

「いや、悪いのは私だ。私が勇気を出せば、家族も救えたかもしれない。それに、人々を不当に逮捕するようなことを、しなくて済んだはずだ。私は、人々に申し訳が立たない。責任を取ろう」


 そう云って、ホイーラーはまさかりに隠していた仕込み銃を取り出した。

 仕込み銃の銃口を、こちらに向ける。


「全て、終わりだ!」

「ビートくん!」


 ライラが叫ぶ。オレが撃たれると思ったんだろう。

 しかし、ホイーラーは自分の喉元へ銃口を突きつけた。


 それを見たオレは、反射的に動いていた。


「バカ野郎!!」


 オレは叫んで、ホイーラーの手を握り、まさかりを奪い取る。

 そしてそのまま、まさかりを床に下ろした。


「……あんたには、まだやることが残っている」

「……そうか」

「まず、地下牢に居る人々を解放するんだ。そして、酒を合法なものに戻すんだよ」


 オレはホイーラーにそう説いた。

 このまま死んでしまったのでは、後に任される領主があまりにも不憫だ。

 落とし前は、ちゃんと全ての元凶となったホイーラーにつけてもらおう。


 オレの言葉に頷くと、ホイーラーは駆けつけてきた騎士に命令を出した。




 地下牢から解放された人々は、領主の館の庭に集められる。

 そこにホイーラーが現れて、頭を下げた。


「私が間違っていた。本日正午を持って、酒を再び合法なものに戻す」


 ホイーラーの言葉に、人々の表情に笑顔が戻った。

 酒が、再び自由に飲めるようになった。

 もうもぐり酒場で、隠れて楽しむものではない。


 人々の笑顔を見ていると、ホイーラーも自然と笑顔になっていった。




 その様子を、オレたちは少し離れた所から見守っていた。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

感想、誤字脱字、ご指摘、評価等お待ちしております!

次回更新は、7月24日21時更新予定です!



大変お待たせいたしました!

なんとか更新を再開できました!

応援して下さっている皆様のおかげです!


まだまだ忙しい日々が続くため、執筆時間がとりにくい日々が続いていますが、なるべく毎日更新できるように頑張っていきます!

今後とも、ビートとライラを見守って下さい!

ついでにルトくんもお願いいたします(笑

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