表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/53

胡椒を売ろう

「やっぱり、売るなら胡椒かなって思うですけど、どうですかね?」



 金を売った翌日の昼、俺はミーヤと机を挟んでスーパーで買ったのスパゲティを食べていた。ちなみに俺はたらこでミーヤはミートソースである。ミーヤは本日も例のごとく、スパゲティのおいしさに感動していた。



「胡椒、ですか?」

「そう、売れませんかね、これなんですけど」



 今日の朝買ってきた麻袋をミーヤの前に置き、その中身を見せた。中身はもちろん、これまた今朝買ってきた胡椒である。

 金貨も手に入れたことだし、明日からいよいよ商人ギルドに登録して商売を始めようと思うわけである。ともすれば、初めに取り扱う商品は何がいいかなと考え、思いついたのが胡椒だった。

 正直前日に売れた服でもいいかなと思ったのだけれど、胡椒のほうが単価も安いし、失敗しても懐はそんなにいたまないだろう。



「……あの、ミーヤさん」



 ミーヤはなぜか胡椒を見つめたまま固まっている。猫耳も、心なしか直立しているように見えた。



「あ! す、すみません。えっと、はい、きっと売れると思います」

「いくらくらいになるか分かります?」

「えっと……すみません、分からないです。でもすごく高いと思います……」



 おお、やっぱり異世界と言えば胡椒なのか。これは期待が持てそうである。

 ……ただそれだけ高価となってくると、問題は売り手である。

 正直、昨日行ったあの市場には行きたくない。昨日の一件が完全にトラウマとなっていた。



「……こういうのって、市場のほかで売れるような場所ってないですかね?」

「え? えっと、それなら大きい商店に持っていけばきっと買い取ってもらえると思います。もしくは商人ギルドで売ることもできると思いますけど……」

「商人ギルドって買い取りもやっているんですか?」

「確かやっていたと思います。でも一般の店で売るより安く買われてしまうので、あまり売る人はいません」



 こくりと頷くミーヤ。

 そうなのか。それは少しもったいないけれど、まあ初回だし。登録のついでに商人ギルドに売ってしまおう。



「……えっと、それに商人ギルドに登録した場合、一年間なにも商人としての活動を行わなかった場合、登録は抹消されてしまいます」

「え、本当ですか?」



 またまた頷くミーヤ。



「はい、ギルドランクが上がれば問題なかったと思います。あと、商人ギルドにものを売っても、それは商人としての活動には含まれなかった……と、思います、たぶんですけれど」

「そうなんですか。だったら何をすれば商人としての活動になるんですか?」

「えっと、基本的には商人ギルドの土地を借りて、そこで商売をすればいいそうです」



 へー、そうなのか。でもそうなると、一年以内に自分の店を持つか、もしくは場所を借りるなどをして売らないといけないわけか。



「というか、ミーヤさん詳しいですね」

「えっと、昨日、お父さんが飲食店をやっていた友達がいるので、聞いてきました」



 そういって嬉しそうに笑うミーヤ。

 非常にありがたい。



「では、今日は商人ギルドのほうに案内をお願いします」

「分かりました」

「ああ、それと仕事のシフトなんですけれど」



 思い出した。いい加減ミーヤの仕事のシフトを決めなければと思っていたのだった。



「えっと、とりあえず勤務日程は月ごとに決めるとして、今月は基本的に月から木までお昼に来てもらって、金、土、日曜日は休みってことでどうでしょう。あ、休みの時も日が暮れる前くらいに来てくれたら、ご飯はありますよ」

「は、はい、ありがとうございます」



 頭を下げるミーヤ。

 いえいえ、こちらこそ本当にお世話になっております。



 その後、昼食を食べ終えた俺とミーヤは早速商人ギルドに出向くことにした。プラスチック製の容器とフォークをゴミ箱に捨て、それからミーヤを先頭に異世界に繰り出す。



「タナカさんって、どこの国出身なんですか?」



 昨日と同じ道を麻袋片手に歩いていると、ミーヤが尋ねてきた。なんだか今日のミーヤは昨日までに比べて、口数が増えたような気がする。食事の時も、色々話しかけてくれた。



「えっと、日本っていうところなんですけれど、知ってますか?」



 対して俺はあまり上手い話題をミーヤに振ることができず、終始リードされている。なんとも情けない。



「ニホンですか? 知らないです……」

「ま、まあ、結構遠いところですからね」



 俺はそう言って頬をかいた。



「そうなんですね。……それからあと、食事のことなんですけれど、タナカさん」

「はい?」



 ミーヤが頷いてから、何やら改まった表情で聞いてきた。なんだろうか。


 

「えっと、昨日も今日も美味しい料理をいただいてとても嬉しかったんですけれど、その……私なんかにはもっと安いご飯でも十分ですよ?」



 ミーヤはおずおずとそう言った。

 ミーヤはどうやら日本のコンビニお弁当を、高級料理だと思っているみたいである。



「いやいや、気にしないでください」

「でも……」

「ほんとに、ほんとに」



 俺はそう言って笑いながらなだめた。

 そんなことを話していると、ようやく商人ギルドについた。ミーヤに先頭を譲られ、俺は中に入った。



(なんだか、でかい郵便局みたいだな……)



 俺が真っ先に抱いた感想は、そういうものだった。長い受付カウンターがあり、その奥には職員と思しき人たちが机に座ってなにやら仕事をしている。客は俺のほかにちらほらといる。



 受付にむかおうとしたその時、奥の扉のほうからどなり声が響いた。



「ふざけんじゃねぇぞ、てめぇ!」



 客含めて全員の視線が奥の扉に集中する。すると、その扉が急に開き、二人の中年男性が転がり出るように、出できた。真っ蒼な顔をしたその二人は何かから逃げるようにギルドから出ていった。



 一人の職員がため息をつきながら立ち上がり、開いた奥の扉をしめた。そして何事もなかったかのように業務を再開する。



(え、商人ギルドも、こんなおっかないところなの……)



 内心でビビりながらミーヤのほうを向くと、ミーヤも少し驚いた顔で俺を見上げていた。

 しかしここで逃げ帰るわけにはいかない。

 俺は緊張しながらも、受付の前に立った。



「あの、すみません、登録をお願いしたいのですが」



 受付の前に立って俺が声をかけると、奥に座っていた女性が笑顔で近づいてきた。碧髪で長い耳をした、目の冷めるような美人だった。



「いらっしゃいませ。商人ギルドへの登録ですか?」

「は、はい、よろしくお願いします」

「まず、お名前をお願いします」

「あ、タナカです」



 その整いすぎた顔と耳を思わず凝視してしまいそうなった。もしかしてエルフと言うやつなのだろうか。



「タナカ様、何か紹介状、もしくは他の街で作った商人ギルドカードはお持ちでないでしょうか」

「いえ、持っていません」

「そうですか。では新規登録ということで商人ギルドの説明をさせていただいてもよろしいでしょうか」

「あ、お願いいたします」



 女性は丁寧に、商人ギルドの仕組み、加入することで得られる特典、年会費、商人のランク制度などについて説明してくれた。



「最後に、商人ギルドに登録するには銀貨一枚かかりますが、よろしいですか?」

「はい」



 俺はポケットの財布の中から、金貨を一枚取り出して、それにより支払いを済ませた。



「それではこちらをどうぞ」



 差し出されたのは、ギルドの看板と同じマークが入った金属製の板だった。

 受付の女性の説明によると、これはギルドカードというものらしい。要は商人ギルドで自分の身分を保障してくれるものだそうで、他にもこれがないと商人ギルドのサービスを受けられないらしい。



「また紛失してしまうと再発行は有料ですのでお気を付け下さい。紛失してしまった場合はすぐに教えてください。悪用されてしまっても、ギルドとしては責任を持てませんので」

「分かりました」



 俺はギルドカードを受け取った。裏には何やら複雑な紋様が描かれている。



「それともう一つ。こちらがタナカさんの印となります」



 テーブルの上に印鑑がおかれた。

 こちらは、取引をした時に書面に押す印らしい。この印が押された契約書でなければ商人ギルドはその効力を認めてくれず、逆にいえばこの印が押されていれば、その効力を認めてくれるらしい。

 また複製が困難なようにギルドお抱えの職人が掘ったものであると、受付の女性は教えてくれた。



「こちらも大事に保管して、決してなくさないようにお願いいたします」

「わかりました」



 俺はその紙も受取った。



「登録は以上です。他に何かご用件はおありでしょうか」

「はい、あと、今日は胡椒を売りたいのですが、ギルドでは買い取ってもらえますか」

「胡椒ですか、いかほどでしょう」

「えっと、これなんですけれど」



 俺はスーパーの袋の中から胡椒の入った麻袋をとりだし、中身が良く見えるようにカウンターの上に置いた。そして、スーパーの袋はポケットに突っ込んだ。

 


「……」

「……あの、無理ですかね?」



 受付の女性はじっと胡椒を見つめたまま動かないので、俺は心配になって尋ねた。



「い、いえ。えっと、ものを確認してもよろしいですか?」

「はい、どうぞ」



 笑顔だった受付の女性が、少しだけ動揺しているのが感じ取れた。やはり、現代の胡椒は異世界では高級品に当たるのだろうか。

 受付の女性は少量の胡椒をトレーの上に移して慎重に吟味を始めた。そして次に全ての胡椒を別の大きな容器に移し、量りをつかって重さをはかりはじめた。

 ちなみに買ってきた胡椒の量は全部で丁度二百グラムである。



「しょ、少々お待ち下さい」



 重さを測り終えると、受付の女性はそう言って容器を持ったまま奥の部屋にさがった。



 少し待っていると受付の女性が戻ってきた。



「失礼いたしました。タナカ様、奥で副ギルド長が少しお話がしたいと申しているのですが、お時間を頂けないでしょうか」

「え、何かまずかったですか?」

「いえ、そんなことは決して。ただ、これほどの品を持ってきていただいたタナカ様には、副ギルド長がぜひとも直接お話がしたいと申されまして……」



 正直言って、行きたくない。しかし、俺は押しに弱かった。



「わ、分かりました」

「あ、なら、私はここで待っています」



 俺が頷くと、ミーヤがそう言った。

 え、ついてきてくれないの。



「ありがとうございます。では、こちらへ」



 受付の女性に案内され、俺は一人で奥の扉に入った。

 案内された部屋に入ると、そこには一人の灰色の髪をした筋骨隆々の男がソファに腰掛けて待っていた。ソファの前にはテーブルがあり、その上には俺が持ってきた胡椒の容器が置かれていた。



「おお、あなたがこの胡椒を持ってきたというタナカさんですか。私は商人ギルドの副ギルド長のダンテというものです」



 その男性は立ち上がり、笑顔で丸太のように太い腕を差し出してきた。



「あ、はい、よろしくお願いします」



 間違いない、先ほど部屋の奥から聞こえたどなり声はこの人のものである。

 俺は低姿勢で下から手をとった。



「ま、どうぞ」



 俺はダンテさんの向かい側に腰掛けた。受付の女性は、俺の前にお茶をおいて、退室していった。

 ダンテさんと二人になった。



「いやぁ、これはすばらしい純度の胡椒ですな」



 ダンテさんが胡椒を見て言った。頭を下げる俺。



「ちなみにタナカさんは、どこでこの胡椒を手に入れられたので?」



 ダンテさんの目がすっと細くなった。むちゃくちゃ怖かった。



「えっと、その、旅の途中で少々……」

「……なるほど」



 いぶかしげな表情で俺を見るダンテさん。しかし、追及はしてこなかった。



「たしか、今日はこの胡椒を売ってもらえるとか」

「はい、買っていただきたいです」

「それはりがたい限りです。では、早速。取引に入ってもよろしですか?」

「はい、お願いいたします」

「そうですな、この胡椒なら金貨十五枚でいかがでしょう?」



 金貨十五枚。それを聞いて俺の心は跳びあがった。



「はい、それでお願いいたします」



 満足して頷く俺。



「……え?」



 しかしなぜかダンテさんが驚いたような表情でこちらを見た。



「えっと、何か?」



 どうしたのだろうか。



「……いえ、失礼しました。なんでもありません、では取引は成立と言うことで。早速契約書と金貨を持ってきましょう」



 ダンテさんはそう言ってさっと立ち上がり、部屋を出て行った。

 そして戻ってきたダンテさんはまず金貨十五枚を、テーブルの上に並べた。



「金貨十五枚です、おたしかめください」



 俺は頷き、金貨十五枚を先ほどまで胡椒が入っていた麻袋に入れた。



「それから、こちらが契約書です。ここに印をお願いします」



 ダンテさんが一枚の紙を俺の前に置いた。

 その紙に書かれている文字は日本語とほぼ一緒だった。日本語が通じることと言い、何と親切設計な異世界であろう。

 俺はテーブルに置いてあった印泥を使って、その書面の欄に印を押した。



「ありがとうございます」



 満足げに書面を眺めたダンテさんは、それを横に置いた。

 それからダンテさんは、俺のほうに顔をやった。



「……時にタナカさんは、これからこの街で商売をするつもりで?」



 ダンテさんが尋ねてきた。



「ええ、まあ、そのように考えているんですが……」

「旅の途中と先ほどおっしゃいましたが、これまではどこで商売をなされていたのですか?」

「いえ、……旅をしながら一人でぶらぶらと小さな村々で、その、やっておりました」

「……なるほど、ちなみに商売のつてなどは?」

「い、いえ、特には……」



 なんだか責められているみたいで、落ち着かない。

 じっと俺の目を見つめるダンテさん。



「……ほお、それではもしや、店舗や従業員や従業員もまだ?」

「ええ、まあ、どうしようかなと、思っているところです」



 一年以内には何とかしなければならない。



「ほう、それは運が良い!」



 突然ダンテさんが大きな声を出し、俺は萎縮した。



「いや、タナカさんは本当に運がよろしい。実はいま新たに商人登録された方に、店舗と従業員を無料で貸し出しているサービスを行っているんですよ」



 ずい、とテーブルに体をのりだすダンテさん。



「え、無料ですか?」



 俺は驚いた。



「はい、そうでございます。新規の商人様にはなるべく商売の敷居を低くしたほうが、この街の経済も潤うというものですから」



 なるほど。その通りかもしれない。



「もちろん無料ですので、立地条件は最高とはいきません。しかし店の立地条件が気に入らない場合は、店舗は別に自分で契約して、そこで従業員を働かすこともできます」



 確かに。無料なのだから、そうすれば従業員代が浮く。



「しかも、従業員はもともとその店舗で働いていたもの達です。きっとタナカ様の助けになるでしょう」



 おお、それはすばらしい。

 これは今の俺にとって、まさしく渡りに船である。

 俺は是非ともそのサービスを利用したくなってきた。



「ただ、このサービスは非常に人気でして、いつもはすぐに予約でいっぱいになってしまうんですが……、今日は運良く一つだけ空きがあるんです」

「本当ですか!」



 それは超絶ラッキーである。



「はい。どうです、タナカさま。今を逃すともう間に合いませんよ。せっかくの幸運ですし、このサービスを利用してみませんか?」

「はい、是非お願いします」



 俺は食い気味に答えた。

 するとダンテさんはさっと立ち上がり、奥の机の引き出しから書類をとりだしてきて、俺の前においた。

 見た感じ土地の権利書のようである。



「では早速、合意の確認のため、こちらにサインをお願いいたします」



 俺はダンテさんに言われるがまま、印を押した。一部を自分が持ち、もう一部をダンテさんが持った。



「いやぁ、これからもタナカさんとは良きおつきあをお願いいたします」

「はい、こちらこそ」



 本当にいい取引ができた。



「店舗や従業員に関する細かい相談などは、一度その店舗の管理人となさってください」

「分かりました。ちなみにどこに行けば会えますか」

「その店舗の敷地におります。管理人にはタナカさんのことを今日中に伝えておきますので、明日以降訪ねていただければ」



 なんとも、至れり尽くせりである。



「ありがとうございます」

「いえいえ、本日はお時間を割いていただきありがとうございました」



 ギルド長に見送られ、俺は部屋を出た。

 それからロビーで待っていてくれたミーヤと合流して、商人ギルドをでた。



「タナカさん、ご機嫌ですね。どうかしたんですか?」



 帰り道、ミーヤが尋ねてきた。



「いや、胡椒がすごくいい値段で売れまして。おまけにギルド長にお店や従業員まで工面して貰いまして」



 本当にいいことずくめで、ミーヤ様様である。



「そうなんですか、ちなみに、お店というのはどこなのですか?」



 そういえばそうだ、どこなんだろう。

 俺は袋の中から書類をとりだし、俺は書かれている住所をミーヤに伝えた。



 突然、ミーヤが立ち止まった。

 俺も立ち止まりミーヤの顔を見ると、なぜか熱っぽい視線を俺に向けている。どうしたのだろうか。



「……私、タナカさんのことすごく尊敬します……」

「え、あ、はい。ありがとうございます」



 どういうことだろう。そんなにいい場所だったのだろうか。まあ、いいか。



「そうだ、ミーヤさん」

「はい」

「えっと、今更ですが……」



 俺は感謝の意もこめて、麻袋から五枚の金貨を取り出してミーヤに差し出した。胡椒のおかげで金もできたことだし、これからは毎月給料をきちんと払おう。



「これ今月の給料です」



 ミーヤは驚いた様子で、首を横に振った。



「そ、そんな。私はもうすでに十分すぎるほどよくしてもらってますし、いくらなんでも多すぎます!」

「いやいやいや、いいんですいいんです。これは本当に私の感謝の気持ちなんで。もらってください、本当に。ああ、そうだ。あと帰りに次いでにミーヤの服と靴を見てゆきましょう。それも私におごらせて下さい」



 金貨をミーヤに押し付け、なおも渋るミーヤをなだめながら俺は上機嫌のまま再び歩き出した。



「で、でしたら、今までいただいていた食事は、これからは自分でなんとかします!」

「え!? それは一緒に食べましょうよ!」



 これからは今まで俺が出していた食事はもう必要ないというミーヤの提案を、俺は拒否した。

 理由は俺が一緒に食べたいからである。



 俺は今、自分でもわけが分からないほどテンションが上がっていた。



 その後俺は、ミーヤに古着と靴を買ってあげ、それから家に帰った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ