炎と燈火
その笑顔に捕らわれた
あの上でのものとはまた違う。
やわらかくて、ふんわりと、私を包み込んでくれるような温かい笑み。
気が付けば、私は赤かった。
その赤は、私の胸に炎を生んだ。
その炎は、貴方の笑顔を照らし、より一層魅力的なものにした。
その全てに囚われる
甘さの中にヒールさが見え隠れする、流れるようなカナリヤ色も。
熱度を感じさせる、目尻の下がった瞳も。
時には会場全体に響かせる声を、時には安らぎを与えてくれる、低くて優しい声を紡ぐ、唇も。
冷えきった両手を握ってくれる温かな手も。
小狡いインサイドワークを発揮したり、美しい自然を独特の言い回しで表現するその脳も、感性も。
全てが私を惹き付け、捕え、
胸に焼き付いて、離れなくなる。
時に生まれる暗闇を消し去ってくれる、燈火。
胸を、脳内を、抉って、ぐちゃぐちゃに掻き乱して、存在を焼き付けてくる貴方を、
今度は、私がかき乱せたらいいなぁ。
なんて、夢を抱く、炎。