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The Rift(ザ・リフト)  作者: オモミー厶
第一章「真珠の眠る碧海・エノシガイオス編」
6/9

第六幕「ティターン神殿」


《◇》= 場面転換


〈/ /〉= 通信会話


『海底の呪い』を解くため、ティターン神殿に向かったバレラリィ一行とエルカーノとオーケアノス。しかし彼らに迫りくる人影が密かにそれを観測していた。それは騎士団長の外見に類似しており、確かに一歩一歩、暗黒の憎悪を、充溢じゅういつさせていた… それはまるで「憎悪」そのもの… もしくは、それ自身の「可能性」かもしれない……


第一章「真珠の眠る碧海・エノシガイオス編」第六幕・開幕


前方には海上に浮かぶ神々しい眩い光を放つ巨大な神殿が建っている



エルカーノ「ようやく着いたね、ここがティターン神殿だ」


スラヤ「特別禍々しい雰囲気がある訳じゃないが………本当に海底神はいるのか?」


オーケアノス「さぁな、もしいなければゼノンのガセになるが…」


バレラリィ「取り敢えず、向かおう。そうしなければ何も始まらない」


エルカーノ「……そうだね、入ろう。真相を知るために」


???「………。」



騎士団長を彷彿とさせるその人影は密かにバレラリィ達を観測していた



《◇》



エルカーノ「ここが内部だ…気をつけて、いつ海底神かいていしんが現れるか分からない!」


オーケアノス「おい、前!」


「海底の造物」ストレングセン「シャァァア!」


〚「海底の造物」ストレングセン〛


バレラリィ「アイツは!」


エルカーノ「前見た個体に似ているが少し違うようだね」


スラヤ「反射スペクトラム!」



海底の造物の四方を鏡で囲む



「海底の造物」ストレングセン「オォシャァア… アイアソォオォ!!」



爆発が発生し、造物は無数の水滴になり消滅する



オーケアノス「流石だ、だが……奴も『海底の造物』の一種か?」


スラヤ「おそらくゼノンが言ったように、先程の造物は海底神によって召喚された『海底の造物』なのだろう」


オーケアノス「なるほど、まぁあの造物自体大したことはない。このまま進もう」


スラヤ「待て、進む方向は分かるのか?」


オーケアノス「いいや、だからこそ虱潰しに探っていくしか無いだろう」


エルカーノ「……左に行こう。父さんから聞いたんだ、迷ったら左行けって」


オーケアノス「………分かった、その言葉を信じよう」


???「ふっ…。」



《◇》



エルカーノ「大きな部屋が見えてきたね」


バレラリィ「巨大なホールだな、こんな所で何を…」


バレラリィ「なんだ、あの剣は…」



バレラリィの前方には古び凍てついた一本の聖剣が地面に刺さっていた



エルカーノ「あれは… 聖剣か?」


オーケアノス「あれは聖剣、賜物だ。だが何らかの理由でここに放置されたようだな。だからこんな姿に」


バレラリィ「…だが、あの造物と同じエネルギーを感じる……この聖剣、なんでこんな所に」


エルカーノ「……バレラリィ、そんなに気になるならその聖剣、君が貰いなよ」


バレラリィ「だが……」


シェリルン「勇者の剣みたいでカッコいいじゃん!いいんじゃない?」


オーケアノス「おそらくそれも、造物の一種だろう。造物は魔物に限らない」


バレラリィ「なるほど、助かった」



バレラリィは地面に刺さった聖剣を抜いた



エルカーノ「……皆、前を見て」


「海底の造物」ストレングセン「ァァァ…」


バレラリィ「また造物が!」


「海底の造物」フェロシティ「ァァァア…!」


エルカーノ「気をつけて、様子が変だ」


???「君達は、海底神を倒しに来たのか。」



???は全身に燃え尽きそうな灰色のコートを纏い体を覆い隠している



エルカーノ「誰だ!」


???「質問に答えてもらおうか。」


オーケアノス「っふ、お前の言う通り。俺達は海底神を倒しに来た」


???「それで、その後は?。」


エルカーノ「えっ?」


???「その後はどうする。」


エルカーノ「…それは…… ──ゼノンを倒し、エノシガイオスに平和をもたらす!」


???「そうか… ならば、体現してみろ。」


「海底の造物」ストレングセン「シヮァァァァ……」


「海底の造物」フェロシティ「ワシャァァァァァ…」



無数の「海底の造物」が螺旋を描くように氷塊を発生させる



「海底の造物」ストレングセン「"カウョキ!"」


ドォーン!!!

螺旋状の氷塊が粉砕され辺りに水滴が散らばる



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん「ウュキフ・ンヘファァ…」


〚大海の呪いのみなもと、「海底の造物」静寂をさえぎる海底神〛


エルカーノ「奴が… 」


オーケアノス「海底神か…!」


「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん「ロエキァ…」


バレラリィ「俺が…倒してやる!」



バレラリィが「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんに接近する



バレラリィ「灼熱バーニング!!」



バレラリィは左手を右から左になぎ払い、液状の炎を撒き散らす



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん「イザウユ…ァァァア!!」


エルカーノ「効いているようだっ!はぁぁぁぁああ!」



エルカーノが「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんに接近する



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん「ル・セラワオァァア!!」



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんがエルカーノを吹き飛ばす



エルカーノ「っち!オーケアノス!」


オーケアノス「分かっている… "フレアエンバー"!」



前方に炎の竜巻を発生させる



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん「"海洋ウヨイカ寂滅ツメクャジ"!」



前方に円状の氷塊を地面に叩き落とし、オーケアノスを押し潰す



オーケアノス「オアッ""っ!」


エルカーノ「大丈夫か!」


オーケアノス「コイツっ!」


「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん「ネイ… ツシウョシ………」



氷塊を纏った魔力が「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんに収束する



シェリルン「なんか凄いのが来そうだよっ!」


スラヤ「俺の後ろへ!早く!」


オーケアノス「お前らも下がれ……」


バレラリィ「分かっている。エルカーノさん!」


エルカーノ「僕は… 姉さんを… エノシガイオスの皆を救わないといけないんだ…」


エルカーノ「退き下がる理由なんて、存在しない!」


オーケアノス「エルカーノ……」


バレラリィ「っ?!聖剣が… 徐々に光を」


エルカーノ「僕が応えよう、聖剣!僕は──」


エルカーノ「悪を滅し、世に癒しの祝福をもたらすと約束しよう… そして、僕はエノシガイオスを守る── 」


エルカーノ「──清浄せいじょうみそぎとなろう!」



"",."聖剣が虹色に輝き出す",.""



バレラリィ「……っ! 聖剣よ、俺達に力を貸してくれ!」



"バレラリィの背後に虹色の光を柱が立つ"



バレラリィ「七つの稲妻が… 地に舞い降りた。これこそが、『七雷しちらいやいば』だ」


スラヤ「ここからは、俺達の出番だな」


シェリルン「今度こそ私の活躍を見せて上げるよ!」


オーケアノス「ふっ、さかずきを掲げる準備はできたようだな」


エルカーノ「僕達の手で…勝利を勝ち取る為に、僕達はここでお前を倒す!」


「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん「ダダ厶……ルセラワオァァァ!!」



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんがバレラリィに接近する



バレラリィ「業火よ、悪を滅しろ!!」



前方に炎を纏った旋風を発生させ、「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんを燃やしながら吹き飛ばす



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん「クョジツク…ァァァ!!」


エルカーノ「効いている!よし…オーケアノス、僕達も行こう」


オーケアノス「あぁ、俺たちの一撃を味あわせてやろう」


エルカーノ「はぁぁぁぁ!!」


オーケアノス「はぁぁぁぁ!!」



エルカーノとオーケアノスが「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんに接近し、即座に二人は海底神の両腕を斬り落とす



エルカーノ「決まった!」


スラヤ「反射スペクトラム!」



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんの四方を鏡で囲み、次の瞬間爆発が発生する



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん「ウ…ツクガレコァァァ……」



シェリルン「やった!」


バレラリィ「冷水よ、大地を凍らせ!」



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんとその足元に巨大な氷柱つららを発生させ、拘束する



シェリルン「疾風……グラビティストーム!」



前方に嵐を纏った渦巻きを出現させ、嵐が「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんを飲み込む



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん「ケドェェェ……!」


「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん「───奥義ギウオ……夢幻凝固コウョギンゲム白露ユツラシ!」



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんの背後に巨大な光輪ヘイローが出現し、氷塊が螺旋状に覆われた氷柱を投げ飛ばす



バレラリィ「っ!気を付けろ!」


シェリルン「この魔力量……!」


エルカーノ「皆、下がって……僕が決着をつけよう」


オーケアノス「だが…………」


エルカーノ「──僕は、大海を守るエノシガイオスの騎士団長だ。皆を守り、悪を討つ責務がある」



エルカーノが「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんに接近する



エルカーノ「はぁぁぁぁあ!!」



エルカーノは大剣で白露しらつゆの氷柱を斬り裂き、「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしんの首を討つ



「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん「ダマ…レワァ……」



大量の水滴になり、「海底の造物」静寂を遮る海底神かいていしん永久とこしえの眠りについた



バレラリィ「よし、海底神を!」


オーケアノス「よくやった、流石だエルカーノ」


シェリルン「海底神もやっつけた事だし、エノシガイオスに戻って一息つこうよ」


エルカーノ「だが、本当に『海底の呪い』が消滅したのか… 確認する必要がある。それまでは気は抜けない」


スラヤ「おい、誰かが見ている。おそらく海底神が現れる前に俺達に話しかけてきた奴だ」


オーケアノス「ここは俺が──」


エルカーノ「待って、君達は先に帰って… ここは僕が引き受ける」


オーケアノス「だが──」


エルカーノ「いいから。これも… 騎士団長の責務さ」


スラヤ「済まない、エルカーノさん」



バレラリィ、スラヤ、シェリルン、オーケアノスはエノシガイオスに向かった



エルカーノ「さぁ… 出て来い。時間は残されていない」


???「そうだね、今の君には… 残されていないだろう。」


エルカーノ「………お前は誰だ、そろそろ顔を見せたらどうなんだ!」


???「いいだろう、そろろう頃合いだ。この身の正体を──。」


???「"明かしてみせよう"。」



???は灰色のコートを脱ぎ捨て、その正体を露わにした



エルカーノ「そんな… あり得ない…!」


???「これこそが…真実だ… ぼく。」


『第六幕・完』


長期連載の予定なので気長に待っていてください。


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