後年インタビュー - 彼を支え続けたマネージャー兼パートナー - マリ姐、いま語る
――最初の全国ツアーを終えた夜を覚えていますか?
マリ はい。ツアー最後に光が「次はドームもありかも」なんて言ったんです。こっちは「やっと終わったのに!」と青ざめましたが……。でも彼は、冗談を冗談で終わらせない人でした。
――その後も挑戦が続きました。
マリ 「次は全国ドームツアー!」「会社?社長はもちろんマリ姐ね!」「ルナリアの前座に呼ばれた!ところでルナリアって誰?」「そういえばCD作ろうよ」「ルナリアのステージに呼ばれたからフランス行こう!」「グッズ、もっといいやつ作ろうよ!」「男性アイドルのプロデュース?面白そう!」……本当にずっとそんな調子です。現場としては正直、嵐か災害のように振り回されました。移動も警備も調整も全部が限界ギリギリで、毎回寿命が縮む思いでした。
――それでも支え続けられたのは?
マリ 止めようと思っても止められなかったんです。光は“常識外れ”というより、"まるで違う世界の常識で生きている人"でした。私たちが「無理だ」と口にする前に、もう走り出している。気づいたら、世界の常識のほうが後からついてくる。
あの頃、男性が有観客ライブやツアーを行うなんて異例中の異例でした。でも、光の後に続くように男性が前に出る活動が増えた。それこそライブやツアーも行われるようになった。現場でその変化を実感しました。
――チーム光はどんな役割分担でしたか?
マリ 光が“進む方向”を示す。詩音さんが“推進力”として資金と意思決定で加速する。私と遥が“なんとか現実を整える”――段取り、人、リスク、そして社会の価値観と光の価値観をギリギリのところで接続する。デザイナーの真白は光と一緒にイタズラを仕掛ける側でしたね。そして、雪ちゃんは光を最も近くで支え、空気を和らげる。チームって感じではないですけど、ルナリアさんは光と組んで物事を大爆発させる感じです。彼女のマネージャーであるアンさんと一緒にどれだけ苦労したことか…。
ただ、このみんなの役割が噛み合った瞬間に、現実の方が後から追いついてきました。
――ご自身は?
マリ 私は“できない理由の片付け役”であり、“無理を現実に変える係”でした。関係者を説得し、穴を塞ぎ、崩れないように支える。毎日が嵐の後始末のようでした。でも、振り返ってみると、その嵐で確かに地形そのものが変わっている。そして、毎回のように世界が少しだけ良い方向に変わっていたんです。
――光さんとの関係は、マネージャーから「パートナー」へ。
マリ 最初は現場の大人のひとりでした。でも彼は、頑張った相手に無邪気に「よしよし」ってする人で……あれには何度も救われました。苦労人でいたいのに、報われてしまう。そこからは自然と、未来を一緒に作る相棒になっていったんだと思います。
――最後にまとめると。
マリ 確かに嵐のように振り回されました。でも、その歩みの後ろには必ず新しい道ができていた。
彼は別の価値観で呼吸している人でした。私は自分の常識を少しずらして、手を離さずに並走しただけ。
いま言えるのは、とても幸せな人生でした。あの人の「次は――しようよ!」に、毎回ちゃんと「いいわよ」と言えた自分を、誇りに思います。
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取材後記【編集部コラム】
この記事の校了後、光さんご本人にも内容を確認いただいた。
ページを読み終えた彼は首をかしげ、笑いながらこう一言。
「……毎回『いいわよ』って言ってなかったと思うんだけどなぁ」
その隣で記事を覗き込んでいたマリさんが、顔を真っ赤にして即座に叫んだ。
「そこはいいでしょ!!!!」
――二人の掛け合いは、今も昔も変わらないらしい。
全国ツアー編はここまで!
毎日投稿を続けてきましたが、一旦次の展開の書き溜めを作るために2週間〜1ヶ月ほど更新ストップします!
プロットは大体できてて、その後はまた毎日投稿となります!
・光、テレビ出演
・世界No.1歌姫のライブに出演
・株式会社チーム光設立
などなど!




