会場発表・チケット争奪戦
数日後。公式サイトでついに「全国弾き語りツアー」の詳細と申し込み情報が発表された。
会場は全国主要都市に点在する小ホール――キャパはおおよそ200席から500席前後。
「全国ツアー」という言葉の響きからドーム規模を想像していたファンたちは、発表を見てざわついた。
『……キャパ200!? 絶対無理じゃん』
『倍率何倍になるのこれ……』
『前のお知らせにも小ホールを回るって書いてあったろ』
『でも逆に近くで見られる人は一生の思い出だよな』
『小さくても配信あるから……いや、やっぱり生で聴きたい!』
『海外からも配信で観られる!? 時差調整して絶対観る!』
SNSは悲鳴と歓喜で埋め尽くされ、同時にトレンドには「#光弾き語りツアー」「#チケット戦争」のタグが踊った。
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◆抽選開始
やがてチケット抽選が始まる。
応募サイトはアクセス集中で何度もサーバーが落ちた。
「混雑しています」の文字に、全国のファンが頭を抱える。
『申し込めない!』
『抽選結果が怖すぎる』
『友達全員で申し込んだけど全滅したら泣く』
『チケット当たった人、前世でどんな徳を積んだの!?』
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◆ニュースと社会の反応
一方、ニュース番組でもこの騒動は取り上げられた。
「男性としては史上初となる全国ツアー。小規模ホールに全国から応募が殺到し、倍率はすでに数百倍とも言われています」
「たとえば200席の会場に数万人が殺到している計算です。これまで彼を知らなかった層も“なんだこの現象は”と関心を寄せており、まさに社会現象となりつつあります」
スポンサーが一社もつかない異例のツアー。
だが、むしろその「自由さ」と「稀少性」が逆に価値を高め、世間の注目を集め続けていた。
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◆マリ姐の限界
その報告を受けたマリ姐は、会議室の片隅で胃を押さえながら呻いた。
「……数百倍って……どこから手をつければいいのよ……運営も管理も警備も全部パンクするわよ……」
光は隣で「すごいなぁ」と笑い、詩音は「必要なら追加費用は出しますよ」と即答。
「詩音さん!? あなた金で解決しすぎ!!」
「え、はい。物理的に不可能じゃなければ大抵なんとかなりますって。」
「また言ってるよ!この金持ちがぁぁ……!」
全国を揺るがす“チケット戦争”は、こうして幕を開けた。
「ランクイン履歴」という機能に、今日初めて気づきました!
見てみたら、まさかのヒューマンドラマ部門で日間5位・週間7位・月間8位・年間53位!
いろんなランキングに載ってて本当にびっくりしました!
とても嬉しいです(笑)
ブックマークも270件を超えて、総合評価も1300pt突破!
何だか最近すごくブクマの伸びも評価もいただいている気がしています。
ここまで来られたのは、読んでくださっている皆さんのおかげです!
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