表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/154

DMの海から

◆DMの洪水


 光のアカウントには、毎日のようにDMが押し寄せていた。

 「演奏に感動しました!」「リクエスト聞いてくれてありがとう!」――そんな感想から、

 「私の学校に来て演奏してほしい」「スポンサーになりたい」など厚かましい依頼まで。


 あまりの量に、光はほとんど開かず放置していた。

 通知マークは常に「99+」。

 雪が「少しは読んだ方がいいよ」と言っても、光は「めんどくさい」で片づける。



◆異質な連投


 そんな中。

 ある日、スクロール中に光の目に止まったDMがあった。


『あなたの活動は素晴らしいですが、このままでは破綻します。

 収益を整理し、発信を統一するべきです。

 それができなければ、せっかくの音楽も届く前に消えてしまいます』


 続く長文。

 何通も、何日も、同じ名前から。


 他のファンレターとは異質な熱量に、光は思わず読み進めた。


「……なんか、めっちゃ真面目な人いるな」


 彼はストローを弄びながら、苦笑する。



◆軽い返事


「光、ちゃんと返すの?」

 隣で覗き込んだ雪が目を丸くする。


「うーん……会ってほしいって言ってるし。別にいいんじゃない?」

 光は、深く考えもせずに返事を書いた。


『わかりました。今度、会って話しましょう』



◆面会の準備


 母に伝えると、眉をひそめられた。

「男の子が軽率に“会う”なんて言っていいものじゃないわ」


「でも大丈夫だよ。あのカフェで会うって言ってるし」


 結局、母が同席することになり、雪も「心配だから」とついて来ると言った。

 黒川も「翻訳者として一応立ち会った方がいい」と加わり、万全の“安全策”が整えられた。



ナレーション


「――こうして、山のようなDMの中から一つの声が掬い上げられた。

 それが、後に“マリ姐”と呼ばれる敏腕マネージャーとの最初の接触であった」

9/4から"13日連続"で毎日更新中!

モチベ維持のために、ぜひぜひお気に入り登録&評価ポイントをお願いします!!


-----

昨日の夜、赤ん坊編を冒頭1~3話で追加してみました。(そこから先の展開は変わりませんのでご安心をm(_ _)m)

もしよければ読んでみてください〜


あと分かりやすく章分けもしてみたよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ