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詩集:群青色の季節に

疲れちゃいないかい

作者: 歌川 詩季

認めたら、負けとか思っちゃいますよね。

 苦笑いを微笑みに見せかけて

 君は大人になった

 ひび割れた唇でくちずさむ

 メロディがさみしげで

 別れの季節を想えば

 ()せた肩 さらにすりへらす

 名前のない孤独に

 孤独に報いる記憶さがして


 疲れちゃいないかい こんな夜は眠れるかい

 握りつぶした夢はきらきら

 踏みしめた足元で まだ 光るけど

 疲れちゃいないかい 息切れしていないか

 こんな夜は…



 あとずさりを(ゆる)してはくれないね

 君は無口になった

 かわいてく唇で噛みしめた

 歳月が悲しいよ

 出逢いの季節を迎えて

 枯れた胸 花は咲くのかな

 (まが)いのないバラッドを

 バラッドを奏でるフレーズさがして


 疲れちゃいないかい こんな夜は眠れるかい

 握りしめてた夢はきらきら

 踏みにじる(かかと)には まだ 残るけど

 疲れちゃいないかい 息つぎできているか

 こんな夜は…


 羽のない背中を休めなよ

 非ゆとり世代なので、仕方ないです(笑)

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― 新着の感想 ―
[良い点]  >疲れちゃいないかい こんな夜は眠れるかい  >紛まがいのないバラッドを  どうしてこんな言葉が浮かぶのでしょうか。   ずるい。笑  もう、なんていうか、せつなすぎます。
[一言]  ひとりで立てることがいいことなのか。  頼る弱さを見せることがいいことなのか。  わかりませんが。  それでも気にかけてもらえるのは、きっとありがたいことなのでしょうね。  素直に受…
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