BTFは悪くない!
なにげ無い日常。
ちょとした曖昧な記憶と言葉じりで、その場がピリッとなる瞬間!
半分ノンフィクションである。
人間の記憶は実にあいまいである。
私たちは結婚して10年になる。
子供も2人生まれ、下の子が今年小学校に入学、元気に通っている。
私たちの子育ても一息ついた感じである。
同じ子育て世代のパパママさんとも知り合いが出来、よく我が家で食事をする事も増えていた。
その日も我が家に、あるパパママさんと昼食を共にし、会話を楽しんでいたのである。
「お二人はどんな感じの出会いだったの?」
食事後のコーヒータイムに入っていた。
「映画とか良く行ったよな、色々と…!」
私はあの頃を、アレやコレやと思い出していた。
「そうね、私も映画好きだったから観た後にまたコーヒーを飲みながらねいろいろと話しするの楽しかったかも…!」
奥さんも嬉しそうに話をしている。
「どんな映画が一番印象に残ってる?」
パパママさんも興味を示しているようで、突っ込んでくる。
「一番か…うーんそうだな、やはりBTFかな!」
「あれは良い!」
「私はPart2が好き!」
「3もいいよね!」
ママパパさんもやっぱりっていう動作をし、盛り上がっていく。
「あの頃の映画館はオールナイトやってて、朝まで映画館で過ごしたんだったな!」
って、奥さんに笑顔で(だろう)と合図!
調子に乗って……
「奥さん途中で寝てしまって……(笑)」
「へー、私…映画館でBTF一度も見たこと無いのだけど!」
「それにオールナイトなど、一度も無いんですけど…!(怒)」
人間の記憶は実にあいまいである。
その場の空気が凍り付いたのは、言うまでもない!
完
久しぶりに投稿です。
読んで頂きありがとうございます。