表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/60

~第五十話~ 不安

一通り細かい説明をしたリリーさんに向かって俺はいくつか質問をした。


「どうして俺たちを推薦するんですか?


 きっと俺たちよりも強い人がもっといると思うんですが...」


と言うとリリーさんは座りなおして


「それはあなた方が私たちの監視を見破ったからです。


 あなた方はまだ実感できてないでしょうがブロンズランクのそれもまだ


 経験もない初依頼の初心者が上級者であるゴールドランクの監視を見破り


 逆に私たちの行動を監視していたなんて普通あり得ない事です。


 また、監視に気づいたとしてもむやみにこちらに攻撃をするのではなく、


 相手に敵意があるかどうかうかがい判断するというお手本のような行動を


 とっているところを評価しました」


俺は


そんなところまで見られていたのか。


と思った。


するとスイが少し前のめりになりながら


「それだったら推薦するのは私以外の二人にしてください」


と言った。


俺は驚いて


「えっ。どうして」


と言った。


スイはリリーさんに


「あなた方の監視に気づいたのはタツヤです。


 私は目の前の敵に手いっぱいでタツヤに教えてもらうまで気づきませんでした」


と言った。


するとカイルも


「そうです。俺もタツヤに聞くまで気づきませんでした。


 それに相手に監視に気づいたことを悟られないように気づいてないふりをして


 もし襲ってきたときに対処できるようにしておこうと指示したのもタツヤでした。


 私も目の前の敵を倒すことに必死でした。


 そのため俺たちはタツヤだけを大会に推薦してほしいです」


と言っていた。


俺は慌てて


「ちょっと待てよ! 俺は二人のサポートがあったおかげで敵を倒せたんだし。


 監視に気づいたのもたまたまだし」


と言った。


俺のスキルに反応したんです


なんて言えるはずもないよなぁ。


と思った。


俺たちのやり取りを聞いたリリーさんは


「まずは落ち着いてください。


 私たちは監視きづいただけで推薦を判断したわけではありません」


と言っていつの間にか立っていた俺たちを椅子に座らせた。


そして話を始めた。


「まずリリーさんは周りの状況がしっかり把握できています。


 最初に畑を照らしたトーチ、サーチの発動の速さがとても速いです。


 そしてタツヤさんの作戦を聞いてから補助魔術の発動の判断の速さ。


 お二人がゴブリンリーダーの討伐に行っている間の自分の周りとお二人の


 状況を把握する集中力。


 指揮を失ったゴブリンたちを逃がさないための魔術の発動。


 タツヤさんに教えてもらったとはいえ魔術改良の質の良さ、発動の速さなど


 総合して評価しました」


と言ってスイの手をとり。


「これらの点から私たちはあなたを推薦することにしました」


と言った。


するとスイは涙を流しながら


「私、二人に比べて全然活躍できてないと思って。


 剣術もできないし、魔術もタツヤに負けてばっかりだし...


 不安だったんです」


と言うとリリーさんはスイの手をぎゅっと握り


「ちゃんと活躍できてましたよ。


 スイさんがいたからお二人は安心して戦えたんだと思います」


と言った。


それを聞いたスイはリリーさんの手をしっかりと握って


「はい...。 はい...。」


と言っていた。


読んでいただきありがとうございます。お楽しみいただけましたでしょうか?

もし、この作品が「面白い!」「次も読みたい!」と感じましたら

下記の評価フォームから評価いただけるとうれしいです。

また、感想にて気になった点や面白かったこと、改善点などなんでもお気軽に

書いていただけると嬉しいです。

いただいた感想にはすべて返信しようと思っています。


これからもより良い作品を投稿できるように日々努力していきますので

応援よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ