~第五話~ 職業
俺がカイルを助けてから1週間後
「おう。 カイルおはよう」
「おはよう父さん」
「今日は選別の日だな」
そう、今日は村に年に一度だけ司祭様が訪れて
子供たちにジョブを教えてくれる日だ。
「うん、そうだね。 楽しみだよ」
そこに朝ごはんの支度を終えた母さんが出てきた。
「おはようタツヤ」
「おはよう母さん」
「ご飯を食べた後はみんなで教会に向かうわよ」
この村では家族全員で選別の結果を聞くのが風習だ。
「タツヤはどんな職業だろうなぁ」
こう父さんが言うと、母さんがムスッとした顔で
「どんなジョブであろうとそれをするしないはタツヤの自由なんですからね」
と言った。
それを聞いた父さんが笑って
「ああ、それはわかってるとも。この前話した通り
父さんと母さんはタツヤが何を仕事にしても全力で応援するからな!」
その言葉を聞き俺は、本当にいい家族を持ったと思った。
…朝食後…
俺たち家族は村のはずれにある教会に足を運んだ。
そこには5人ほどの子供とその家族が集まってきていた。
俺たちがついてすぐカイルが手招きをしていた。
「おう! タツヤ! こっち来いよ!」
俺は駆け足でカイルのいるほうに近寄った。
するとそこにはスイがいた。
スイはこの村で宿屋をやっているギークとライカの娘だ。
スイはこの村一番の美人で、優しく村の人気者だ。
「スイ! ひさしぶり!」
「ひさしぶりタツヤ。」
スイは最近王都に出かけていたため会うのが久しぶりだった。
「なあみんな、選別楽しみだな!」
カイルはうかれている様子だった
「楽しみなもんですか。 あたしなんか昨日から緊張してるんだからね」
スイはすごく緊張した様子だった
「ああ、俺も楽しみっていうよりかは緊張してるよ」
そんな話をしていると司祭様が教会に来た。
「皆さん、今日はジョブが与えられる年です。」
「神に感謝をして神からのお言葉を受け取ってください。」
司祭様のあいさつが終わると子供たちが一列に並んだ。
俺たちも続いて並んだ。
「次、カイル君」
「はい!」
司祭様がカイルの額に手を当てて神に祈りを捧げた。
するとあたりが少し明るくなり、司祭様がカイルにジョブを伝えた。
「君のジョブは闘剣士だ」
「よっしゃあ! これで王都で働けるぜ!」
カイルは王都で働きたかったようだ。
「次、スイ君」
「はい。。」
すると今度はすこし青白くあたりが光った。
「君の職業は魔術師だ」
「やった。 お母さんと同じだわ」
たしかスイの両親は共に優秀な魔術師だった。
親の遺伝子を受け継いでいるんだろう。
「次、タツヤ君」
「はい」
俺は司祭様の前に立ち、手をかざされたため強く神に祈りをささげた。
目の前が真っ白になった。
目を開けると何もない白い空間が広がっており、そこには一人の女性がいた。
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