~第四十二話~ 落下
仲間の大切さを実感した俺は周りの警戒をした。
スイが魔法陣を書き、サーチの魔術を発動させた。
スイは5分ほどサーチをした。
そしてスイが
「サーチ終わったわ。
近くにいた魔物はゴブリン12体、
100メートルほど先にゴブリンリーダーらしき魔物を発見。
ゴブリンリーダーを守るようにゴブリンが6体いるわ。
残りの6体は畑の周りに2体組で散らばっているわ」
とサーチした内容を詳細に教えてくれた。
俺はその報告を聞き、カイルに
「それじゃあ俺が先陣を切って進むからカイルは後を追ってきてくれ。
その後、ゴブリンリーダーがいなくなり統率が取れなくなったゴブリン達を
討伐していくぞ」
と言った。
カイルは
「おう! 任せとけ!」
と言った。
そしてスイは俺とカイルにスピードの効果をかけてくれた。
スピードは対象の移動速度を一時的に向上させる魔法だ。
スピードにも何種類かあり、それぞれ上昇率が違う。
一番グレードの低いスピードはもともとのスピードの1.5倍になる。
ただ俺のもとの移動速度にスピードをかけると100メートルを
1秒ほどで駆け抜け抜けてしまう。
そのためすこしゆっくりめに走る必要があるのだ。
それでも体力消耗を抑えられるためとても助かる。
俺とカイルは走ってゴブリンリーダーのもとへ向かった。
約100メートルの距離を10秒ほどで着いた。
前世の陸上選手並みの脚力だな
と思った。
そしてゴブリンリーダーのもとに着いた。
俺はゴブリンリーダーを視認した。
スイの情報通りゴブリンリーダーの周りにはゴブリンが
リーダーを守るような陣形を組んでいた。
俺はゴブリンが作ったい陣形に一瞬空いた隙間を狙って縮地を使った。
そしてリーダーの目の前へたどり着いた。
ゴブリン達は俺が通ったことに気づかず、後ろにいたカイルに向かって攻撃を
始めていた。
突然目の前に現れた俺に気づいたゴブリンリーダーは驚きすこし後ろによろけた。
俺はそこに一発パンチを入れた。
するとゴブリンリーダーは後ろに倒れはじめた。
そこで俺は上空へ飛び上がった。
ゴブリンリーダーは後ろに完全に倒れた。
ゴブリンリーダーが倒れると俺が上空から落下するエネルギーを
利用して首を切断した。
「フォールスラッシュ」
という技だ。
ゴブリンリーダーが倒れる時間も計算していたため避ける隙もなかっただろう。
俺はゴブリンリーダーを討伐した。
俺がリーダーを討伐し終えてカイルの方を見るとちょうど6匹のゴブリンを
討伐し終わったところだった。
俺とカイルはお互いに近づいてハイタッチをした。
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