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~第四十話~ 一瞬

俺は畑の左側を中心にトーチの魔術を唱えた。


頭の中にその場で燃え盛る炎をイメージしながら


必要な魔術文字を空に書いていく。


そして自分の魔力を魔法陣に注ぐと魔法陣の上に


光を放つ物質が出現した。


これがトーチの魔術だ。


俺はこれを畑の周りに等間隔で設置した。


トーチの魔術は俺が解除するか、魔力が尽きるまで光続ける。


もっとも俺の魔力量からすれば1年は余裕で持つだろうけど。


と考えていた。


俺は一足先に設置し終わったので畑の中心に戻った。


周りを見渡すと少し遠くに王都の光が少しあるだけで後は真っ暗だった。


森の方は特に真っ暗だった。


しばらくすると右側に設置し終えたスイとカイルが中心に戻ってきた。


そして俺は


「よし。それじゃあ俺とカイルは別々に畑の監視を、スイはここで


 俺たちのサポートを頼む」


と指示した。


そして俺とカイルは二人でまんべんなく畑を監視した。


1時間ほど監視をしていると俺は森の方からガサガサっという物音が聞こえた。


俺は腰に下げていたエファルトゥを物音のした方向に構えた。


しかしなかなか物音の主が出てこないため、俺は目を閉じてスキルを使った。


スキル超感覚。


このスキルは眼を閉じて集中することで周りの音やにおい、風の当たる感覚


などのあらゆる感覚が研ぎ澄まされる。それによって遠くの敵の位置や木から落ちる


葉っぱまでもレーダを見ているかのように映像として知ることができる。


スキルを使うと


ゴブリンが前方40メートル先に三体いる事が確認できた。


ゴブリンは俺に気づいていないようだ。


これは好都合だ


そう思った俺はスキル隠形を使った。


スキル隠形に代わるインビジブルという魔術もあるのだが、それは魔力をかなり


消費するためこちらのほうがコスパがいいのだ。


もちろん二人の前では使えないけど。


特にスイは治癒魔術が得意なこともあってか、魔力の流れに敏感なようだ。


そのせいで隠形が魔力を使っていないことがばれてしまう。


そして俺は隠形を使い、父さんに教わった足音を立てない歩行法で


ゴブリンたちのもとに向かった。


すぐにゴブリンのもとへ着いた。


俺はゴブリンの目の前にいたがスキルの質がいいおかげでばれなかった。


そして俺はエファルトゥの間合いに三匹が入るまで待った。


しばらく待つと三匹がエファルトゥの間合いに入った。


その瞬間、目にも止まらぬ速さでゴブリンたちの首を切った。


ゴブリンたちは切られたことに気づいていなかったが、


三秒程すると皆ぴたりと止まりそして頭が地面に落ちた。


きっと脳が切られたことを認識する前に死んでしまったのだろう。


ゴブリンたちは泣き声一つ出さなかった。


読んでいただきありがとうございます。お楽しみいただけましたでしょうか?

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これからもより良い作品を投稿できるように日々努力していきますので

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