~第三十八話~ 居眠
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おばあさんと別れた後、俺は東門へ向かった。
…東門…
東門に着いてあたりを見回すがカイルやスイの姿は見つからなかった。
まだ少し早かったか。
そう思い俺は近くにあったベンチに座った。
そしてベンチに座りながら東門を行き来する人を見ていると、
正門と違いこっちは畑や農村が多いからだろう、馬車の積み荷が商品ではなく
野菜などが入っている。
また、馬車の車輪にはすこしばかり粘土質な土がついていた。
正門と東門ではこんなにも違うものか...
と思った。
すると隣一人の若い男が座ってきた。
年齢は俺よりも上で20歳と言ったところだろうか、重そうな大剣を持っていた。
きっと冒険者なのだろう。
すると男が
「君は初心者冒険者かな?」
と俺の顔を覗き込むようにして言ってきた。
俺は
「はい。 これから仲間と依頼に行くんです」
と答えた。
すると彼は
「そうかそうか。俺はフェイバだ! こう見えてもゴールドランクなんだぞ!」
と自慢げに言ってきた。
俺は
「は、はぁ。 すごいですね...
俺はタツヤです」
と戸惑いながらも返した。
フェイバさんはニコニコしながら
「そうだろそうだろ!」
と言ってきた。
すると遠くで
「フェイバ! 行くわよ!」
と女性が呼んでいた。
フェイバさんの仲間だろう
「じゃあなタツヤ! またどこかで会おうぜ!」
と言い走っていった。
俺は
嵐のような人だな。 でも悪い人じゃなさそうだ。
それにきっとまたどこかで会える気がするな
と思った。
そして俺は一人ベンチで座りカイルとスイを待っていた。
昼過ぎの温かい日差しの中で俺は目を閉じた。
「タツヤ...。 起きて...」
俺はその声をきいてハッと目覚めた。
目の前にはスイが立っていた。
「あっ、やっと起きた」
スイが少し微笑みながら言った。
俺はそれを聞いて俺はあたりを見渡した。
さっきまで明るく太陽の光が差し込んでいた門の前の風景は
建物の影が増え、あたりはオレンジ色になっていた。
俺はスイの方を向き
「俺。どれくらい寝てたんだ?」
と言った。
スイはすこし上を向いて考えると
「うーん。 私がここに来てから5分くらいかな。
結構ぐっすり寝てたみたいだよ」
と言った。
俺は
「そうかぁ。 自分が思ってたよりも疲れていたんだなぁ」
と独り言のように言った。
すると
カイルがやってきた。
「ごめん遅くなって! 武器屋の商人がなかなか返してくれなくってよぉ」
と言いながら手を合わせて謝っていた。
俺は
「俺もスイも気にしてないからさ」
と言ってカイルの肩をポンとたたいた。
そして俺は
「それじゃあ行くか!」
と二人に言い、二人は
「うん」
「おっしゃあ! 頑張るか!」
と言って士気を高めていた。
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