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~第三十七話~ 感謝

ご愛読いただきありがとうございます。

年末年始の投稿について活動報告にてお知らせさせていただいたのでご確認ください。

俺は用事が終わったので失礼しようと思い、


「俺はここらで失礼しようと思います」


と言うと、おばあさんが慌てて俺の手を握り


「いえいえ、荷物を運んでもらい、腰痛まで直してもらって何のお礼もしないで


 返すわけにはいかないよぉ」


と言っていた。


困ったなぁ。 俺は好きでおばあさんを助けただけなんだけどなぁ。


そう思い困っていると、そんな空気を切り裂くように


「ぐぅぅぅ...」


と俺の腹がなった。


俺とおばあさんは顔見合わせた。


俺は恥ずかしくなり、すぐに顔をそむけた。


するとおばあさんが


「お礼の代わりと言ったらなんだけど、家でごはん食べて行っておくれよ」


と言ってくれた。


俺は


本当はご飯をもらうなんて悪いんだけど、せっかくのおばあさんの好意だし。


と思い


「それじゃあ、ごちそうになります」


と言った。


するとおばあさんは笑顔になり、


「それじゃああそこのテーブルで座って待っていてくれるかい」


と言いながらダイニングのテーブルを指さした。


俺は


「わかりました。 お願いします」


と言ってダイニングテーブルに座った。


ダイニングテーブルで座って待っているとキッチンから


「トン、トン、トン、トン」


とリズミカルに包丁を使う音が聞こえた。


そしてフライパンに食材を投入したのだろう


「ジューー」


と水分と油がはじけるいい音がする。


その音を聞きながら、


まだ家を出て数日しか経ってないのにすごく懐かしい音だなぁ


と思った。


しばらく音を聞いて楽しんでいると


「あんたはいつから王都に来たんだい?」


とおばあさんが質問してきた。


俺は数日前に村から冒険者になって人助けをするために王都に来たことを話した。


そして俺の話を聞いたおばあさんは


「それは大変だったねぇ。 理由が人助けのためってのもこれから冒険者として


 生活していくのに十分な理由だね」


と言った。


俺はうなずきながらおばあさんの話を聞いていた。


おばあさんは話をつづけた。


「でも、愛する人がもしあんたにできたらその時はその人を最優先に守るんだよ。


 それに、人の思いを一人で背負いすぎずに仲間と協力するんだよ。


 あたしは昔ギルドの受付をやっていたけど、負担を仲間と分け合えなくて


 冒険者をやめてった人を何人も見たんだ。


 あんたはいい仲間を作るんだよ。」


と力ずよく、そして重みのある言葉で言っていた。


俺はそれを聞きはっきりと元気よく


「はい!」


と言った。


そしてしばらくするとおばさんが


「はい。 お待たせしました」


と言ってカレーライスを持ってきてくれた。


カレーライスにはニンジンやジャガイモ、玉ねぎなどがゴロゴロ入っていた、


さらに大きな肉が入っていた。


「いただきます!」


俺はご飯とカレーのルウを良く絡め、ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ、肉をうまく


スプーンに乗せ、一口でほおばった。


ご飯、ルウ、ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ、肉、すべてがおいしかった。


また、スパイスが効いておりなんとも癖になる味だった。


そして


「ごちそうさまでした! 美味しかったです!」


と言った。 おばあさんは


「はい。 お粗末様でした。」


と言って皿をしまってくれた。


俺は帰りの支度をして


「それじゃあ、お昼もごちそうになってありがとうございました!」


と俺はお礼を言った。


おばあさんは俺に


「こちらこそありがとうね。 気を付けるんだよ」


と言ってくれた。


俺はおばあさんに手を振り、後にした。

読んでいただきありがとうございます。お楽しみいただけましたでしょうか?

もし、この作品が「面白い!」「次も読みたい!」と感じましたら

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これからもより良い作品を投稿できるように日々努力していきますので

応援よろしくお願いします。

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