~第三十話~ 目覚
眼を開けるとまぶしい朝日が差し込んでいた。
「うぅん...」
俺は体を起こしてグッと背伸びをした。
そして俺はベッドから降りた。
窓に向かって歩き、カーテンを開けた。
カーテンを開けると見慣れない街並みが広がっていた。
それを見て俺は王都に来たことを初めて実感した。
「昨日は緊張してたし、疲れもたまってたもんなぁ」
そう呟いて部屋を見た。
俺の隣のベッドではカイルがまだ寝ていた。
そして自分がまだ着替えておらずシャワーにも入っていない事に気づいた。
「シャワー浴びるか」
そう呟いて部屋を出た。
リーン宿屋には部屋に備え付けのシャワー室がないため、
宿屋内にある共同のシャワールームを利用することになっている。
俺はシャワールームへ向かった。
シャワールームは五つ並んでおり、そのうち一つのシャワールームに
カーテンがかかっていた。
そこで俺はなぜか閉まっているカーテンの前に立ち、手をかけた。
まだ寝ぼけていたのだろう。
何の躊躇もなく、カーテンを開けた。
カーテンの向こうには同い年くらいの綺麗な女性が裸では立っていた。
スタイルが良く、胸もふっくらとしていた。
少女は突然の事に驚いたのだろう、こっちを振り返り固まっていた。
俺もようやく眠気が覚め、自分が犯したことに気づいた。
「あっ! ごめんなさい!」
そう言ってカーテンを閉めた。
そして俺は自分がした事を素直に認めその場で誠心誠意の謝罪をした。
「本当にごめんなさい!
わざとじゃないんです。 俺、寝ぼけてたみたいで間違えて開けちゃったんです。
本当にごめんなさい!」
と頭を深く下げて謝罪した。
するとカーテンが空いた。
「顔を上げてください」
そう言われ俺は頭を上げた。
目の前には服を着た先ほどの女性が立っていた。
彼女は顔を真っ赤にして
「もう怒っていませんから気にしないでください。
ここではたまにあることですので。
でも今度からは許しませんよ。気を付けてくださいね」
と言ってくれた。
俺は
「ありがとうございます!」
と言いながら頭を下げた。
そして頭を上げたころにはもう彼女の姿はなかった。
「ふぅ...」
と深呼吸をして気持ちを沈めた。
優しい女性でよかった。でなければ俺の人生はここで終わるところだった。
俺はまた彼女に感謝をしてシャワーを浴びはじめた。
俺は彼女の綺麗な白い肌と驚いた顔、そして大きな胸が頭から離れなかった。
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