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~第二十九話~ 緊張

夜を無事に過ごし、朝を迎えることができた。


俺たちは予定よりも少し早めに朝食をすまし、王都に向けて出発した。


その間も緊張はほぐれなかった。



しばらく馬車を走らせると周りの木々がなくなり、王都が見えてきた。


俺たちはすこしホッとして互いの顔を見たが、まだ完全に緊張が解けたわけではなく、


会話をするまでには至らなかった。



…王都アルカディス…


俺たちは無事に王都の門に着いた。


門に馬車を止めると門兵が俺たちのもとへやってきた。


「人数と積み荷の確認をさせてもらう」


と言ったので俺は


「わかりました。 人数は三人です。 積み荷は食料と雑貨、戦闘時の武器のみです」


と伝えた。


門兵はそれを聞きうなずき馬車の中を確認した。


一通り確認が終わると。


「よし。通っていいぞ。 アルカディアへようこそ」


と笑顔で俺たちを歓迎してくれた。


俺は


こんなに警備が雑で大丈夫なのか?


と心配になったが気にしてもしょうがないので王都に入ることにした。


俺たちは門兵にお辞儀をして中に入った。


王都の中には見たことがない食べ物や武器、洋服などがあり誘惑に負けそうになるが


今はグッとこらえた。


まずは馬車を貸してくれたトドル商会に馬車と馬を返しに行かなけれはいけない。


俺は父さんに書いてもらった地図を頼りにトドル商会へと向かった。



…トドル商会…


トドル商会に無事着いた。


トドル商会は周りの家の三倍はある大きさの建物と広い土地を持つ大きな商会だ。


トドル商会の前に行くと会長のトドルさんが建物の前で待っていてくれた。


俺はトドルさんの指さす方向にある小屋に馬車を止めた。


俺たちが馬車を降りるとトドルさんがいたので


「お忙しい中馬車を貸していただきありがとうございました」


と言った。


するとトドルさんは


「いえいえ、長旅ご苦労様でした。 何事もなかったでしょうか?」


と言ったため俺は夜にシャドウウルフに襲われたことを話した。


「なので馬たちがおびえてしまったかもしれません」


と謝るとトドルさんは笑顔で


「いえいえ、御三方にお怪我がなく良かったです。


 馬たちは訓練してので大丈夫ですよ。お気になさらず」


と言ってくれた。


俺は


「ありがとうございます」


と言って頭を下げた。


続いて二人も頭を下げた。


そして頭を上げるとトドルさんは俺たちの疲れに気づいたのだろうか


「これをお渡しします」


と言って人数分の宿屋の割引券をくれた。


「これはうちの商会でもひいきにさせてもらっているリーン宿屋の割引券です。


 それをお渡しするので今日はゆっくり休んで下さい」


と笑顔で言ってくれた。


俺は心づかいのできる本当に良い会長さんだと思った。


俺たちはまた


「ありがとうございます」


と言い頭を下げ、トドル商会を後にした。


しばらく歩くとリーン宿屋に着いた。


中に入ると木の良い香りが広がる宿屋だった。


受付に割引券を見せると5割引きで部屋を借りられた。


スイの分とカイルと俺の相部屋で二つ分の部屋を借りた。


そしてスイと俺たちは部屋の前で分かれた。


部屋に入ると中は小さな机と椅子が二つずつと寝心地のよさそうな


ベッドが二つ並んでいた。


俺とカイルは真っ先にベッドに飛び込んだ。


自分たちが思っていた以上に疲れていたんだろう。


俺たちはあっという間に眠ってしまった。


読んでいただきありがとうございます。お楽しみいただけましたでしょうか?

もし、この作品が「面白い!」「次も読みたい!」と感じましたら

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これからもより良い作品を投稿できるように日々努力していきますので

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