~第二十八話~ 襲撃
俺たちは自分たちの話に盛り上がっていた。
それに誘われたのか何かが忍び寄ってきた。
最初にそれに気づいたのは俺だった。
俺の危険察知のスキルが発動したのだ。
二人はまだ気づいていない様子なので俺は
「なにかがこっちに向かってきている用心して」
と伝えた。
すると二人は静かにうなずき、カイルは剣を、スイは杖を持って戦闘準備をした。
俺たちが森の方を見つめていると5匹ほどの狼に囲まれていた。
その黒い毛並みからなんの魔物かすぐに分かった。
「シャドウウルフだ」
とカイルが言った。
そうこいつらはシャドウウルフ、群れを成す魔物だ。
こいつらは群れで攻撃するのを得意としている。
魔物が5匹なのを確認するとスイは
「私が先制攻撃をするから、仕留め残したのを二人にお願い」
と言ってきた。
俺とカイルは声をそろえて
「任せとけ」
と言った。
スイは魔術に集中した
するとそれに気づいたシャドウウルフたちが攻撃を開始した。
それと同時にスイが
「フリーズ」
と言って魔術を発動させた。
すると5匹のうち4匹はその場で氷漬けにされた。
流石はスイだ、瞬時にシャドウウルフの弱点属性を使った広範囲攻撃を繰り出した。
そして残った1匹はカイルめがけて飛び込んだ。
カイルは剣を構えていたが、シャドウウルフが飛んだことによりできた陰から
シャドウウルフが新たに1匹出てきた。
「あぶない!」
俺はそう叫びエファルトゥに氷のエンチャントをしてシャドウウルフを切りつけた
それと同時にカイルが飛び込んできたシャドウウルフを真っ二つにした。
周りにはまだシャドウウルフがいたようだがみんな逃げだしてしまった。
そして俺はスイが凍らせたシャドウウルフたちを砕いて回った。
砕き終わった後俺は二人の安全を確認した。
「二人とも大丈夫か?」
するとスイは
「私は大丈夫でもカイルが」
そういったため俺はカイルを見ると
右腕に引っかき傷があった。
俺はスイに
「スイ。 カイルの傷を治してやってくれ」
と頼んだ。
スイは
「わかった」
と言って。
ヒールを唱えてくれた。
スイに向かってカイルは
「ありがとう」
と言った。
その後俺たちは交代で見張りをして夜を過ごした。
みんなに何事もなく良かった。
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