~第二十七話~ 過去
今日はもう一話投稿します。
俺たちは馬車に揺られていた。
馭者はいないので、三人交代で運転することにした。
王都に行くには一晩野営しなければならない。
馬車の中では今までの話やこれからの話をしていた。
するとあっという間にあたりが暗くなってきた。
運転をしていたカイルが
「この辺で野営にするか!」
と言ったため俺とスイは
「うん」
と言った。
俺たちは道の邪魔にならないように馬車を端に寄せて止めた。
俺は馬車馬にご飯をあげ、毛づくろいをしていた。
その間、スイが夕飯の支度をして、カイルは周りの警戒をしていた。
「ご飯できたよ」
スイが言った。
俺とカイルはその声を聴きスイのもとへと集まった。
俺とカイルが焚火の周りに座るとスイが
俺たちのもとにグラタンを持ってきてくれてた。
「ありがとう」
俺が受け取った器は温かかった。
器の中はグラタンだった。
「いただきます」
俺はグラタンにスプーンを入れると中から湯気があふれ出てきた。
その湯気の奥には具がたくさん入っていた。
味も絶品だった。
「すごくおいしいよ!」
と俺が言うとスイは
「ありがと! うれしい!」
と言った。
カイルも
「さすが宿屋の娘だぜ!」
と言い、スイは
「ありがとねー」
と言って自分の分を器に盛った。
その後俺達は自分たちの今までについて順番に話をすることになった。
カイルが
「まずは俺から」
と言い、話を始めた。
「俺は選別の日の後にタツヤと戦って自分の弱さを知った。だから、
俺はまず父ちゃんに稽古をつけてもらったんだ。そしてある程度強くなった後
父ちゃんの紹介でタツヤのお父さんに稽古つけてもらうことになったんだ。
それでフェンリルと戦って、その経験を活かして稽古して、タツヤに勝負挑んで、
負け続きって感じ」
と最後は笑いながら話した。
と、スイが
「次は私ね」
と言い、話を始めた。
「私は選別の日の後、お母さんとお父さんに魔術を教わりながら宿屋を手伝ってたわ。
そのあとフェンリルの事件があって、私もっと頑張らなきゃって思って
それをお母さんに相談したら、お母さんの紹介でタツヤのお母さんに魔術を
教えてもらえるようになって頑張ってきたって感じだわ」
と少しうれしそうにスイは話した。
俺は母さんと父さんが二人に教えてたなんて知らなかったため驚いた。
そして俺は
「次は俺か」
と言って、俺の話を始めた。
そんな風に三人で盛り上がっていた。
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