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~第二十五話~ 成人

カイルとの試合の後何度か試合をした。


もちろん剣、魔術共に鍛錬していた。


きっと、俺の知らないところでスイやカイルも努力していただろう。


そして10年の月日がたった。



…十年後…


俺たちは18歳になった。


俺たちは自分のスキルを磨き、冒険者として旅立つための成人の儀に参加していた。


成人の儀は村長のガイルさんから僕たちに向けてこれからの抱負を述べてくれた。


そして成人の儀が終わり、いよいよ明日旅立つ俺たちに向けた宴が催された。


もちろん俺達は宴に参加した。


「おう! タツヤ! 儀式おつかれ!」


カイルが奥からグラスを二つ持ってやってきた。


「おう! おつかれ」


俺がそう答えるとカイルは俺にグラスを渡し、


「ほら。 お前も飲めよ」


と言ってきた。


俺はグラスを受け取った。


「ありがとう」


そういって乾杯をした。


グラスの中に入っていたのはシャンパンのようなお酒だった。


この世界では18歳で酒が飲めるようだ。


前世でもお酒は飲んだことがないから少しビビりながら一口飲むと


口の中にフルーツジュースのような味とフルーティーな香りが広がった。


「おいしい」


俺が言うとカイルが


「だろ?」


と言った。


「おーいカイル?」


少し先でゲインさんがカイルを呼んでいた。


それに気づいたカイルは


「またな!」


と言ってゲインさんの方に行った。


すると今度は父さんと母さんが俺のところに来た。


「成人おめでとうタツヤ」


「おめでとう」


と両親二人とも俺の成人を祝ってくれた。


俺は


「ありがとう」


と言った。


そして父さんが


「これから冒険者になるだろうけど大会やイベントなど積極的に参加をするといいぞ。


 それで自分の技術を磨いたり、友達を作るんだぞ」


と言った。


それを聞いた俺は静かにうなずいた。


その後母さんが


「王都にはたくさんの種類のジョブを持った人がいるから、いろいろ勉強になるわよ。


 でも、これだけは覚えておいて。

 

 将来冒険に出るだろうけど危ないと思ったらすぐに仲間と撤退するのよ。


 あなたは特別な力を持っているから大丈夫だと思うかもしれないけど


 力を過信せず上手に使ってね。


 決して母さんのような失敗は侵さないようにね」


と少し涙ぐみながら言った。


俺はまた静かにうなずき。


「父さん、母さん。 今まで本当にありがとうございました」


と深々と頭を下げた。


今まで感謝はこまめに伝えてきた。だから、多くは語らず一言で最大の感謝を述べた。


頭を上げると父さんと母さんはお互い俺に向かって手を出していた。


俺は両手で二人の手と握手をした。


強く。熱く。握手をした。

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