表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/60

~第十六話~ 縮地

気づくと自分の部屋で横になっていた。


ここ数日で一番いい目覚めだった。


あの後、俺を部屋まで運んでくれたようだ。


俺はすぐにリビングに降りて行った。


リビングに行くと、いつもと変わらず父さんが椅子にすわり、


母さんがキッチンにいた。


俺はいつもの席に座った。


「父さんおはよう」


「おはようタツヤ。 よく眠れたか?」


「うん、すごくよく眠れた」


「ならよかった」


父さんと話をしていると母さんが朝食を持ってきた。


「あら、おはようタツヤ。 よく眠れた?」


「おはよう母さん。 ぐっすりだったよ」


そう答えると母さんはニコッと笑ってテーブルに朝食を置いた。


「さぁ、今日はフレンチトーストですよ」


机に置かれた皿の上には、バランスよく白と黄色に染まった食パンがあった。


「んじゃ、いただきます」


「いただきます」


父さんと母さんは昨日のことを話題に出さず、いつもどうりに接してくれた。


みんなで食事をしていると父さんが


「タツヤ、明日一緒に森に行くか」


と言った。


「えっ?!」


俺は父さんの急な提案に驚いた。


「まだ怖いか?」


「ううん、大丈夫! お願いします!」


いずれはまりに行こうと思っていたため、父さんから提案してくれるのは


すごくうれしかった。


「あと、朝食食べたら実践的な技を教えるからな」


「はい! お願いします!」


昨日の今日だから訓練はなしだと思っていたためとてもうれしかった。



…朝食後…


俺と父さんは裏庭に来た。


「よし。今日は縮地を教えるぞ」


「これは相手との間合いを一気に詰める技だ」


「まずは父さんがやって見せるからスキルで見極めてみろ」


「うん」


あれ? いまスキルで見極めてみろって言ったか?


「ちょっと待って父さん!」


「どうしたタツヤ?」


「なんで父さんは俺がスキルを使うってわかったの?」


「そりゃあ普通見ただけじゃ剣術なんか覚えらんねぇからな」


「父さんすごいんだぞ」


そう笑っていた父さんをみて俺は無意識に


「すげぇ...」


と言っていた。


それを聞いた父さんはすこし照れたようだった。


「いくぞ!」


そう言うと父さんは一瞬で10メートルくらい進んだ。


すかさず俺はスキルで縮地を解析した。


その後も解析の精度を上げるために父さんに何度かやってもらった。



解析すると体を前に倒し、倒れる寸前に足を出し進んでいることが分かった。



俺はすぐに試してみた。


「うわぁ」


すると俺も10メートル程進んだ。


それを見た父さんは地面に1センチ間隔で線を引いた。


「よし、それじゃあそれを好きな位置で止められるように練習な?」


俺は線なんか消えてしまうのではないかと思ったが、


よく見ると魔力で書かれたものだった。


「めざせ誤差1センチ以内! がんばれよー」


そう言って父さんは家に戻っていった。


「よし! やってやるぞ!」


俺はその後、縮地の練習を日が沈むまで続けた。


読んでいただきありがとうございます。お楽しみいただけましたでしょうか?

もし、この作品が「面白い!」「次も読みたい!」と感じましたら

下記の評価フォームから評価いただけるとうれしいです。


これからもより良い作品を投稿できるように日々努力していきますので

応援よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ