~第十話~ 訓練
俺たちは朝食を食べていた。
今日の朝食はハニートースト。
薄茶色の焦げ目がついたトーストにはハチミツが塗ってある。
そのハチミツには朝日が反射してまぶしかった。
俺たちはハニートーストを食べ終わり、片づけをした後また裏庭に向かった。
「よし、準備はいいか? 始めるぞ!」
「はい! よろしくお願いします!」
まずは基本の技を教わった。
俺は技術解析のおかげで簡単な技はすぐに使えるようになった。
「そろそろ基本は大丈夫だろう。 しっかしタツヤ。
お前は筋がいいな! 父さんの剣技もすぐに覚えられそうだな」
「良し、次は一刀両断を見せるぞ」
すると父さんは剣を大きく振りかざすと眼にも止まらぬ速さで剣を振り下ろした。
その威力は周囲に風を起こすほどだった。
俺はすかさず技術解析で一刀両断を解析した。
しかし、一刀両断はこれまでと違った。
画面を見ていても今までのように詳細なデータが出てこなかった。
「この剣技は隙は多いが決まれば一撃で相手を仕留めることができる技だ」
そう言って父さんはもう一度見せてくれた。
さっきと同じ勢いで技を繰り出した。
すると、詳細な解析データが画面に表示された。
なるほど、高度な技術は複数回解析する必要があるのか。
「良し。 とりあえずこれをできるようになったら次を教えるぞ」
「はい!」
俺は技術解析のおかげで一発でできるようになっていた。
しかし、そこで慢心するのではなく熟練度を上げるためになんども練習した。
「よし、なかなかいい感じじゃないか」
「ありがとうございます!」
「次は、連撃を教える」
「まずは父さんの動きをよく見るんだ」
すると父さんは、剣を一回振った。
しかし、俺には父さんが剣を二回振っているように見えた。
「今のは何回剣を振ったと思う?」
「2回かな?」
「おお。タツヤは目もいいな!」
俺は善行のおかげでステータスが向上しているから見えるのであって、
普通の人には見えないのだろう。
「その通り、父さんは剣を二回振ったのだが、普通の人には一回に見えるだろう」
「これが連撃だ。」
「連撃は熟練度が増せば増すほど繰り出せる回数が増えていくから
練習したもん勝ちだぞ」
なるほど、これは技術解析を使うよりは日々練習したほうがいいな
「とりあえず今日は連撃を繰り出す回数を増やすためのに練習だな」
「わかりました!」
それから俺は父さんが見せてくれた連撃を参考に練習を続けた。
昼食をとり、その後も黙々と練習を続けた。
日が沈むころには一振りで100連撃を繰り出せるようになっていた。
私はそれを父さんに報告した。
「父さん、一応100連撃まで繰り出せるようになったよ」
すると父さんは静かに顔を伏せた。
そして、俺に確かめるかのように
「お前本当に100連撃できたのか?」
と言ったため俺は素直に
「うん、できるようになったよ」
と答えた。
父さんは
「見せてもらってもいいか?」
と言うので俺は100連撃を見せた。
すると父さんはすっきりしたような顔で
「ほんとにお前はすごいな」
「それは俺が現役だったころの最高連撃数と一緒だ」
そこで俺は一日で剣豪と同じ連撃数まで繰り出せるようになったことを知った。
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