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不満

登場人物

もう一人の妹

母さん

タイトル詐欺って言葉が昔からよく使われてきた。

タイトルに騙され、違うものを見せられたり、買わされたりする。

昔の俺だったら、そんなことは騙される方が悪い、と思っていた。

知識もなく、経験もない、情弱乙!とも言われても仕方がない。

まぁ、ええ、分かってましたとも。世の中そんなに甘くねぇってことぐらいな。

だからさ、俺、見ようとしたんだよ、パソコンでサイトのエロ画像。はやなる鼓動を抑えてさ…。

そしたら、後ろのドアがバンッて勢いよく開いて、

「バカ兄貴!ご飯だっつってんでしょ!何回も呼ばすなー!

え?

「・・・・・・・・・」

妹と目線が交差し、妹の目が死んだ。顔がまるで、戦隊のロボットみたいに変形し、ってそんなこと悠長に表現しているばあぁいじゃねぇ

うおぉぉぉおぉぉい!や、やべぇぇえええ!

とっさに、サイトのバツボタンをクリックし、妹に弁解する俺。

「い、いまのは、ち、違うんだ……あ、あのな…男としては至極当たり前のことであって、名誉のことで、だ、大丈夫、空気妊娠しないから!よ、よかったなぁ、あははは、は…………すみませんでした。」

多分何言ってるかわからないと思うが、安心してくれ俺も何言ってるかわからねぇから!とっさに俺は土下座に移行する。座った体勢から土下座まで、僅か、0,5秒。土下座選手権チャンピオン候補だろうな!・・・・・・なにいってんだ俺は。

妹の顔がまるで、般若みてぇになっていた、お、おっかねぇ。

俺が土下座して、けっこう時間が過ぎた時、いや、本当は数十秒くらいだな。

ともかく時間なんて関係ねぇ。俺は、この土下座の石像として固まってなきゃいけねぇ。

なぜなら、この後の妹のする行いに確信とも呼べる絶対的な所行が待っているからだ。

「……っ。このぉバカ兄貴…‼︎」

ほら、きた。そしてこの後、

グボッ、グギッ、ドゴォーン!!

蹴りからのボディブローそして、散らかる俺のエロゲー!

妹のコンボは本当に身体に深刻なダメージを与えてくれる。

これが、エロゲーなら“ありがとうございます”なんだけど、現実ではどうも俺の身体が持ちそうにない。goodbye俺の身体!welcome二次元!

「もう、バカ兄貴のことなんて知らない!兄貴のご飯野良猫にあげてくるから‼︎」

おい、どんな親切心だよ!お兄ちゃん感動と空腹で涙が出そう!

「こ〜ら〜!野良猫にご飯をあげてはいけません〜!」

おっ、さりげなく母さんが来てた。ウンウン、母さんも良いこと言うじゃねぇか!

確かに野良に餌あげちまうとなついちまって、飼うことになりかねないからなぁ!

「あげるなら、せめてワンちゃんにあげなさい」

ズコーッ‼︎

「あら、さっちゃんおはよう!」

「お、おはよう母さん!」

ってて、全く階段から転げ落ちてしまったぜ!母さんがあまりにも場違いっつか的外れなこと言うから、昭和のギャグみたいな表現になっちまった!

「クスクス……兄さんも大変ねぇ。」

まったく、まったくどうしてこんなにも家族の個性が強いんだろうな!

「……兄さま、聞いてらっしゃるの?」

妹はツンデレだし(デレがあるとはいってない)母さんに至ってはちょっと天然が入ってるし。

「兄さま、もしかして故意で無視してらっしゃるの?」

これで、父が真面目だったらなぁ!

「……兄さまのエロゲーすべてライターで灰にしますわよ!」

「おぃぃい、やめてくれぇ‼︎」

「なんだ、聞こえてましたの?」

おお、もう一人の妹か影が薄いから全然気が付かなかったぜ!

「……って、可憐!なんでお前がいるんだ!」

「なんでって、兄さまは阿保なんでしょうか?ここは私の家ですから」

違うわ!俺は別にぼけちゃって聞いたわけじゃない。

「なんで、部屋から出ているんだ?」

俺が、そう言うと彼女はため息交じりの何言ってんだこいつみたいな顔で俺を睨んできた。・・って、ちょ、ほんとやめて、うざ。

「はぁ、兄さまってほんと、……はぁ」

なんか、間違えて生まれてきて哀れなやつー。みたいなこと言ってるンですけど!!

「私だって、常に引きこもっているわけじゃないわよ。お腹空いたら冷蔵庫に行くし、う◯こしたくなったら、トイレに行くし」

うぉおい!女の子がなんか口走ってますけど、う◯こって言ってますよ!!

「はぁ、まったく、んで、部屋から出てるんだ、なにか用事があるんじゃねぇの?」

別に妹の事情に口出す権利はねぇけど、兄貴として聞いてにようとした。

「うん?今からトイレでう◯こしてくるんだけど!」

うん、はい、もう、いいや。

ねぇ、君達に問いたい!双子の妹を持つ俺はどうしたらいいですかね!!!



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