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第二章1-2 城に向う前に ◇

すいません

仕事の関係でいろいろとトラブって、更新できませんでしたー ー


これからも、忙しくなるので更新不定期になりそうですが、更新できる時間があったらどんどん更新します

毎日1話といっていましたが無理そうです。

すみません

――――ユリアーナ――――



朝が来ました。


王都へついて初めての朝です。


今日はやらないといけない事ばかりです。


城へ向う前にしなければいけない事。


そう。隣のベッドで、幸せそうに眠っている2人への教育です。


この2人は、まったくもって常識がありません・・・。


まあ、キルア様はもともと黒竜なので、人間の常識を求めるのはそもそもの間違いでしょうが、あまりにもモラルが欠乏しています。


人間の身だしなみの仕方。礼儀などは覚えてくれましたが、この2人は、あまりにもハレンチです・・・。


子供の健やかな成長の妨げになること間違い無しです。


今も、2人はベッドの中でで抱き合いながら眠っています。


荷馬車での旅の中でも思っていましたが、この2人は、あまりにもイチャイチャしすぎです・・・。


直接的な性行為までは行っていないようですが、それ以外ならなんでもしています。


当たり前のように、2人で体を洗いあい、毎日、眠るときは1つのベッドで裸で抱き合いながら眠ります。


昨日なんて、2人で風呂場に入っていく姿に宿屋の娘さんは顔を真っ赤にしながら戸惑っていました・・・。


というか、ナターシャ・・・。


あなたにも、常識があるんじゃないんですか?


ダークエルフやエルフの女性は慎ましい生き物だと聞いていましたが、ナターシャを見ているとそれが嘘だと思えてきます・・・。


王都へ入ったら少しは大人しくなると思っていましたが、間違いでした。


宿屋に入って、食事を摂るときからまるで新婚のようにキルア様の世話をやき、他の人間がいるのに関わらずキルア様に身を寄せ甘えます。


しかも、当たり前のように・・・。


満面の笑みでキルア様に寄り添い、片時も離れません・・・。


城の中でも、この態度だったら、マズイです。


キルア様はともかく、ダークエルフであるナターシャは、殺されるかもしれません。


ダークエルフを城に入れるだけでも問題になるのに、普段通りイチャつかれれば、不敬罪など、ありとあらゆる罪をかけられ殺されるかもしれません。


大げさに思えますが、この2人のイチャつきぶりは見ていてイライラします・・・。


短気な貴族が見てしまえば即、処刑されてしまうレベルです。


そうなってしまえば、キルア様はお怒りになりすべてが無にかえってしまいます。


それに、キルア様の魔力は強大・・・。


そう、キルア様は自覚が無いですが、強大な魔力を内に秘めています。


どうにか魔力を隠す訓練をさせないと、一般人にはわからなくても城勤めの魔法使いなどにはわかってしまう。


そうなれば、恐怖やあらぬ誤解をうけるかもしれません。


ああ、やることが多いです・・・。


1に、キルア様とナターシャにモラルを覚えさせる。


2に、キルア様に魔力を隠すコントロールを身につけてもらう。


2つ目は、正直出来ればいいと言う程度です。


魔力のコントロールは難しいですし、それで暴走されたら、もともこもありませんし。




ああっ、王都へ向うことだけを考えていたので、王都に着いたあとのことを考えていなかった・・・。


時間を考えても、正午には城へ出向かねばいけませんし、あまり時間がありません・・・。


これから、教育を開始してもうまくいくか?


最低限、キルア様とナターシャに人前でイチャつかないように教えないと・・・。


とりあえず、幸せそうな2人を起こしますか。


本当に幸せそうです。


幸せそうな顔でナターシャの胸を吸っているキルア様。


眉を悩ましく歪め、顔を赤らめながら幸せそうに微笑んでいるナターシャ。


それの様子を毎日、毎朝見せ付けられる私・・・。


さあ、起こしましょうか、今は、この気持を抑えて、起こしましょうか・・・。

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