百廿壱.Re:い・い・こ・と
天児屋(それ以外に誰がいるんだ?)
返事をする天児屋の裾を後ろからぶた、もとい、大国主が引っ張った。
大国主(なんだ、あいつは?)
天児屋(おっぱいだ。すごいだろ)
大国主(……、僕は3次には興味がないっていつも言ってるじゃないか)
天児屋(はぁ。どうしてお前はそうロマンが欠けてるんだ)
大国主(ん? ちょっと待て。あれは誰だ?)
天児屋(だから、おっぱいだって言ってるだろ)
大国主(そうじゃなくて、その隣にいる猫耳のちっちゃい娘の方だ)
天児屋(ん? ああ、あれはただの使い魔だよ)
大国主(何ぃっ、つ、使い魔だとぉ。あんなちっちゃくて可愛い娘を。はぁはぁ。つ、使い魔にして、な、何をしようというんだぁっ。ふぅふぅ。くっ、そ、それは犯罪じゃないのかぁぁぁっ!)
俺(お前らが犯罪だ)
ガツン、ドカン
天児屋(いでっ)
大国主(ヒデブ)
全力で変態どもの頭をぶん殴って床にめり込ませてやったが、こういう奴らにはとことん身体に教えてやらないと後で何をするかわからない。
俺(「いいこと」の時間だな)
俺は不思議な種と不思議なムチを取り出して、不思議な種を地面に転がる神さまたちの足元に放り投げた。
墨「ニギャーーーーー」
その日、杵築大社には不思議な猫の鳴き声がこだましていたという。
天児屋(ご、ごめんなざい、ごじゅじんざまぁぁ)
大国主(な、なんで僕がこんな目に)
俺(墨は俺のものだ。墨に用がある時は俺を通せ。分かったな)
大国主(わ、分かりました)
天児屋(ぼ、僕だってご主人さまの使い魔なんだよ)
俺(お前と墨じゃ格が違うんだ)
天児屋(僕は神さまなのにぃ)
天児屋みたいな変態エロガキと唯一神墨では、神の格が違うというものだ。
大国主(そっかー、墨ちゃんって言うのかー。可愛いなー。うへへ)
墨「ひっ、か、かぐや姫さまぁ」
俺(大国主よ。お前はまだ懲りないのか)
大国主(いやー、やめてー)
大国主までこんな調子で、本当に日本は大丈夫なんだろうか……。ちょっぴり日本の将来が不安になるかぐや姫だった。