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復讐譚(五)

「峰岸は居ないのか残念」

はあ?!

なんでここに森田がいるわけ?!

菜緒は怒りの視線を向けているものの体が震えてる。

咲良はピシッと背筋は立っているものの、とても怒っている様に感じる。

私は・・・いつの間にか森田がひいきしていた花蓮と仲良くなっていた。でも悪い気はしない。あの頃だったらきっと花蓮を見ただけで怒り狂ってしまうだろう。

私が広い心でなくては。

「お久しぶりです。森田先生。」

「ああ久しぶり、真鍋」

え?・・・意味わかんないどういうこと?今まで私を嫌っていた森田が私に笑顔で話しかけてくる。

正直言ってちょっとキモい、ってか怖い

菜緒もポカーンってしてるし。

次は咲良が挨拶しにいった

「お元気でしたか?森田先生」

おっ、咲良完璧な再会の言葉

「お前には聞いていない。お元気でしたか?なんて気持ち悪い」

はあ?!!!

森田!一言いってやろう・・・

「いい加減にしなよ。愚かだよ。全く、相変わらず馬鹿だね。・・・いや?馬鹿じゃ、馬と鹿に失礼か」

と菜緒が落ち着いた様子で言った。

菜緒・・・

「いい加減にしなさいはこっちのセリフだ。教師に歯向かって向ける顔がなくて学校に来なくなったくせに」

お前・・・自分がいい加減愚かで幼稚なことに気付けっ!!!

「お前、いいかっ!!・・・」

「いいの」

菜緒・・・

「でも・・・」

「いいの」

「私に言わせて。ほんとにいいの。これは私が望んでる」

菜緒の決心は硬いようだ

ここはひこう

「うん」

私は頷いて一歩後ろに下がった

私が今できることは咲良を守る事

咲良を私の後ろに隠してから菜緒にオッケーの合図を送った

菜緒は一回深呼吸してから

「あなたは最低最悪の生き物。いい加減気づいてもおかしく無いんだけどね。はあ・・・ま、結局言わしてもらうと茉知が親を亡くして心が不安定なことを利用してあなたの最低最悪な趣味で遊ぶおもちゃにしたんでしょ。それをあたしが庇おうとするから今度はあたしを追い詰めた。ただ高校に進学してから茉知はバスケ部で大活躍を果たしこのへんで有名になった。でも中学校で活躍していた咲良ちゃんは高校では活躍できなかった。だからひいきの対象を変えた」

「でしょ?」


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