サキュバスの思い
私は、夢魔サキュバス。
魔王とか、大幹部とかから比べたら、ほんとにしがない小悪魔の、夢魔サキュバス。
だけど、私たち夢魔は、異性を誘惑することにかけては、他のどの悪魔たちよりも長けていると思っているの。
初めてネロと会ったとき、どこか寂しげな目をしていた。
もしかして、本当は復讐とか、遊びたいとかじゃなくて、両親の愛情がもっと欲しかったんじゃないかって。
その機会すらも、教団は奪っていった。
だから、私はできる限り彼の助けになりたいと思ってね。
あのね、本当のことを言うと、教団への復讐とか、教団壊滅とか、どうでもよくて、どうでもいいってわけじゃないけど、
できれば、もっと気ままに、この先の人生(?)を生きていきたいなーって。
そうした思いを内に秘めながら、今日も私は、敵に対して悪魔の矢を放つ。
思春期に恋愛も満足にできなかったという彼の心の中は、教団への憎しみ、復讐心で満たされている。そうした感情を少しでも中和するために、私は私なりに戦いを続ける。
そういえば、魔帝サマエル様から、妙な物を渡されたの。なんか、赤い宝玉みたいな。
ネロ「これは?」
サマエル「お前に力を与えるものだ。
いざという時はこれを使って、私を召喚して戦わせるのだ。」
ネロ「召喚?サマエルを?」
そうこうしているうちに、町の建設も進んでいるようね。
道を敷くと、建物などを建てられる。何を建設するかは、彼が自分で決める。
すると、彼が決めた通りに、住民が建物を建ててくれるの。
パチンコ屋、ゲームセンター、それから、飲食店も建てられるようになったの。
飲食店でも、ラーメン屋、ファミレス、パン屋、ピザ屋、カレー店など、種類も選べるの。
そして、教団の施設は1ステージごとに4つずつある。6ステージだから、24施設ある。
いわゆる『修行場』と呼ばれる、礼拝堂もある施設。そこを破壊して、信者たちを洗脳から解放する。
ヴァルハラの教団施設は、4つのうちの、既に3つまで破壊した。残るは最後の1つ。
西側には川が流れ、橋を架けないとその先には進めない。橋を架けて先に進む。
その先に、4つ目の教団施設がある。いよいよ、最後の教団施設の破壊に取りかかる。
てか、教団潰す?町作る?どっち優先するの?