魔帝サマエルに直撃インタビュー!
店主に頼んで、テレビをつけてもらう。
この世界には、『魔界テレビ』というテレビ局がある。その『魔界テレビ』の人気アナウンサーが、リリムだ。
リリム「さて、本日は各界の注目の人物にインタビューを行う企画となっております。
今回、直撃インタビューを行うのは、魔帝サマエル様です!」
魔帝サマエルとの出会いがきっかけで、この戦いの中に足を踏み入れた。
まだまだ、よく知らないところがある。
魔帝サマエルについて、もっとよく知る、絶好の機会だ。
インタビューは一問一答形式。
リリムが質問をする。サマエルはその質問に答える。
リリム「6ステージの攻略は、どこまで進んでいますか?」
サマエル「ヴァルハラは完全制圧。エンタメランドも、4つの修行場全てを破壊した。
あとは、ハニエルのいる拠点だ。そこの拠点で、合同結婚式などが開催された。
ネロが、アクションモードで、それらの拠点の攻略を行っている。」
合同結婚式と聞いて、俺は父母のことを思い出す。そこの拠点で、俺の父母が合同結婚式に参加したことが、全ての始まりとなった。
そこの拠点を、これから破壊するのか。
リリム「サマエル様にとって、大魔王ルシファー様とは、どのような存在なのでしょうか?」
サマエル「大魔王ルシファー様は、あらゆる種族が共存共栄できる世界を実現させようとしている。
私もそんな、ルシファー様の考えに共鳴し、魔界村を任されることになったのだよ。」
リリム「6ステージ全て攻略したその後は?」
サマエル「今は言えない。ただし、攻略し終えたところから、ルシファー様と、私の銅像を作らせる予定だ。
偶像として崇拝させるためにな。」
偶像崇拝の禁止を無視して偶像崇拝。
サマエル「あれを見ろ。」
ルシファーだ。ルシファーが、今まさに
ハニエルのいる拠点を攻撃しようとしている。
ルシファーの手元に杖が。その杖から、光が放たれる!
ビシュ! ピカッ!ドゴオーン!
その瞬間、ハニエルのいる拠点は跡形もなく消し飛んだ。
サマエル「旧約聖書でソドムとゴモラを滅ぼした光と、同じ光を、ルシファー様は使うことができるのだ。
エホバ教団も、その時のソドムとゴモラのように、滅び去るのだ!」
ルシファーは、ついにエホバ教団を滅ぼす決意をした。その後に、俺たちは好きなように町を造っていいという。
ただし、ルシファーとサマエルの銅像を立てるという、一つだけの条件がある。




