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今日の都市伝説  作者: いりはら
4/8

異星人による地球侵略か!? コラレス島UFO事件

週一ぐらいの頻度で投稿できればいいなと思っている。

一体あれはなんだったのか?

1977年末から1978年にかけてブラジル、パレー州のコラレス島で大勢の住人が赤やオレンジに光る不気味なUFOに遭遇するという事件が起こった。目撃されたUFOの形状は円盤、火の玉、葉巻型と様々だったが赤や緑、青のビームを放っていたという点は共通していた。ビームは人間に向けて照射されることもあり、これを当てられた人には麻痺、貧血、頭痛、火傷、刺し傷といった症状が現れた(患者を診察した医師は放射線被ばく症状に似ていると言った)。またビームではないが夜中に部屋の中に緑色の火の玉が入ってきて体に接触、逃げようにも体がマヒして動けずそのまま失神、翌朝自分の左胸に謎の刺し傷がつけられていたという証言もある。

人々はUFOが自分たちから血を抜こうとしているのではないかと考え、一連のUFO群を「チュパチュパ」(ポルトガル語で吸うを意味する言葉)と名付けた。

UFOが北の方角からやってくることが多いこと、夜間に目撃されることが多いことから「チュパチュパ」は昼間、コラレス島北部のマラジョ湾に潜んでいるのではないかと噂された。実際、ブラジル軍の調査員が撮影したとされる海中から飛びだすUFOの写真がリークされている。またUFOの乗組員とされるヒューマノイド(人型生物)の目撃情報も存在する。

1977年7月オラリオ・キューファー氏は直視できないほど強い光を放つ飛行物体に遭遇、物体の底部が開き内部から継ぎ目のないぴったりとしたボディースーツを着たヒューマノイドが出現した。

オラリオ氏は恐怖のあまり逃げ出したのだがそのヒューマノイドはUFOに乗り彼を追跡してきた。そしてボートを漕いでいた友人と合流したオラリオ氏のもとへ再び現れた。彼らが逃げ出したときヒューマノイドが再度追ってくることはなかったがボートを調べているのが目撃されている。


一連の事件におびえた住人たちは夜通し集まり火を焚いたり、宗教家を歌ったりした。もう島全体がひどいパニック状態だった。事態を重く見た市長はついにブラジル空軍に出動を要請。その結果起きた介入作戦は「オペレサオ・プラート」(円盤作戦)と呼ばれ翌年の1978年まで続けられる。作戦が功を喫したのかUFOの目撃はだんだんと減っていき1978年末までにはコラレス島は以前の平穏を取り戻していた。

1990年代末、元ブラジル空軍中佐のホランダ・リマ氏が研究者のインタビューに応じ「オペレサオ・プラート」の詳細な中身を語った。彼の証言により作戦中に調査チームが500枚以上のUFO写真を撮影していたこと、またリマ氏自身も底部をまばゆく光らせた円盤型UFOを目撃していたことなどがあきらかになった。だが後日、取材に応じたリマ氏が首を吊って死んでいるのが発見される。リマ氏は口封じのために暗殺されたのではないかという噂も流れたが真相は不明だ。

40年以上前のコラレスで何が起こっていたのか、今となってはわからない。異星人が人間に対して人体実験を行っていたのか?それともUFOの正体は地球上の科学技術で作られた最先端の発明品だったのか?あるいは全ては集団ヒステリーが生み出した幻想だったのだろうか?

なにはともあれしばらくの間コラレス島UFO事件から目を離せそうにないことは確かだ。



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