怪音ブループ
久しぶりの投稿です。しばらく執筆をやめていましたが今日から再開するつもりです。
世界中がインターネットで繋がれ、火星に飛ばされた探査機から毎日のように画像が送られてくる現代、海は人類最後のフロンティアになった。未だに海の95パーセントは調べられておらず海よりも宇宙の方がわかっていることが多いとも言われる。今日はそんな海にまつわるミステリーを話そう。
今から26年前の夏、それぞれ5000キロ間隔で設置されたNOAA(米国海洋気象庁)2台の水中マイクが1分間に渡って海中に鳴り響く未知の怪音を記録した。
この出来事がメディアに取り上げられるとすぐさま世界的な大ニュースとなり多くの人の知的好奇心を刺激した。
しかし後に『ブループ』と名付けられる正体は解明できなかった。
ブループに生物的な特徴があることから何かの生物が発したものなのかもしれないとする人もいたがそう仮定する場合、音源となった生物は未知の巨大生物だと言うことになる。検知された怪音は世界最大の海洋動物であるシロナガスクジラよりが発する『クジラの歌』よりも遥かに大きかったからだ。巨大でなくとも音を発することに異常に特化した生物だとも考えられる。
しかし大半の科学者はブループが海上の氷山の崩壊によって生じたと考え、巨大生物の存在を否定している。
とはいえ昔から海で見たこともない怪物を目撃した、という話は絶えない。それに、前述したように海の95パーセントは未解明だ。つまり音源が未知の巨大生物だという可能性もゼロではないのだ。
次作はもっと身近な恐怖をテーマにした記事を書きたいと思っています。