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Nightmare  作者: かつおぶし
8/17

No.7 真実



「戦闘用・・・ロボット?」

「あぁ。詳しく説明すると長いんだがな・・・。

 実はそのシリーズは不完全だ。

 

 ・・・君のお父さん、実験中に亡くなられたのは知ってるよな。」

「はい。それが何か?」

陽さんは、俺の目を見て、言った。



「君のお父さんは、ナイトメアシリーズ最終機の暴走に巻き込まれて死んだ。」




「暴走に巻き込まれて、死んだ・・・?」

「そうだ。

 最終機は攻撃系では一番だったからな。

 ただの人間は瞬殺だ。一応、防御系をつけておいたんだが・・・」


それって。

父さんは、自分が作ったモノに、殺されたって事か・・・?


「これから私は、君には酷な事を頼むかもしれない。

 嫌だと思ったら、嫌と言ってくれても構わない。」

「何を、するんですか?」

「・・・その、今は球体になっているmns-02。

 それは、最終機に次いでもっとも攻撃力の強いロボットだ。

 そいつと契約して、今も尚、

 暴走していると思われる最終機を見つけて欲しい。」

 

それは、つまり、自分の父親を殺したヤツを見つけろって事か。

いや、それ以前に、契約・・・?



「・・・いきなり言っても、理解できるわけないな。

 疑問もあるだろう。また後日、返事を聞きに来る。

 それまで考えや質問をまとめてくれ。

 もちろん、この申し出を断ってもいいからな。

 この依頼は、とてつもなく危険だ。命に関わる。そこをよく考えといてくれ。」

そう言うと、陽さんは椅子から立ち上がった。

「じゃ、邪魔したな。」



その瞬間。


俺の視界が、歪んだ。





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