表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Nightmare  作者: かつおぶし
4/17

No.3 別荘



メールをもらった十数分後、俺は父親の別荘の前にいた。

門の前で、しばらく躊躇したが、周りに誰もいない事を確認すると、

門に手をかけ、玄関に足を踏み入れた。


さすがに父親の別荘、しかも誰もいない家に「お邪魔します」とは言わなかったが、

どうも他人の家のような雰囲気がして、堂々とは入れない。


部屋の中は薄くほこりがつもっている。

あれからしばらくここには寄りついていないので、当たり前だろう。

靴を履いたまま行くか、脱いでいくか迷ったが、

靴下がほこりで汚れるだろうし、どうせ誰も住まない家だ。

土足で入ったって問題はないだろう。

アメリカなんて土足は当たり前、と思いながら足を進める。


階段を上がり、2階に登る。

ぎしぎしと音が立ち、今にも床が抜けそうだ。


(確か、右側が父さんの部屋だったよな。)


右側を見ると、銀色のプレートがかかった扉があった。

プレートには『YUSHI』と書かれている。

確かに父さんの部屋だった。


扉を開けると、意外とスムーズに開いた。

そっと中をうかがい見ると、薄暗い部屋の中に、机や本棚、ベットがあり、

至る所に本や書類が散乱していた。


「・・・捜し物見つかるか?これ。」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ